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季節ごとのお花の植え替えは、楽しいけれど大変に感じることもありますよね。
多年草・宿根草をうまく活用して、手間のかからないガーデニングを楽しんでみませんか?
丈夫で育てやすい種類を選べば、一度植えるだけで毎年花を楽しむことができますよ。
きのこ
今回は、おすすめの育てやすい多年草・宿根草を、まとめて22種類一挙にご紹介していきます。
あれもこれも植えてみたい!イメージがまとまらない…という方には、実際のお花をガーデンで見てみるのもおすすめ!
特に、自宅の気候と近いガーデンを見てみると、お庭づくりの参考になると思います。
多年草・宿根草・一年草の違いとは
ふくこ
うさこ
「宿根草」は「しゅっこんそう」と読みます。
お花のラベルなどでもよく見かける、多年草・宿根草・一年草について簡単にご紹介します。
多年草って?
多年草とは、1年で枯れることなく、複数年生きる植物の種類です。
多年草は年々成長して大株になることが多いので、植え付けるときからスペースを広めにとっておくと良いですね。
きのこ
多年草に対して「一年草」という種類もあります。
一年草って?

一年草は、種が発芽してから花が咲き、枯れるまでが一年以内の植物です。
きのこ
※多年草タイプのものもあります。
小学生のころ、朝顔、育てませんでしたか?
春に種をまいたら芽が出てぐんぐん成長し、夏には花が咲き、やがて種ができて冬が来る前に枯れてしまう。
そんなタイプの植物です。
多年草と宿根草の違い
1年で枯れることなく育つ多年草。
宿根草は、複数年枯れないので、多年草に含まれます。
園芸関係では
常緑で葉や茎などが枯れずに年中残るもの→多年草
休眠期に地上部分が枯れて根だけが残るもの→宿根草
と呼ばれることが多いです。
きのこ
多年草・宿根草の魅力

多年草は、一度植えてしまえば何年も花を楽しめます。
一年草のように、シーズンごとに枯れた苗を抜いて、また新しい苗を植えて・・・という手間がありません。
きのこ
それに、年々大きくなって花数が増えていくのも楽しみの一つ。
植物の成長や季節の移り変わりを長い目で見届けられます。
多年草・宿根草のデメリット
植え替えなしでラクだし、庭やベランダ中を多年草だらけにしちゃおう!というのも良いのですが、適当に植えてしまうと後悔することもあります。
開花期が短いものが多い
多年草の花は、一年草の花の華やかさと比べるとやや地味だったり、花の数が少なかったり、開花期間が短かったりします。
そのため、多年草ばかりだと少し寂しいという印象を持つ方もいるかもしれません。
しかし、ナチュラルでやさしい雰囲気の花が多く、イングリッシュガーデンやナチュラルガーデンの雰囲気が好きな方にはぴったり!
多年草と一年草をうまく組み合わせることで、華やかさや季節感をプラスすることもできます。
大株になりすぎることがある
多年草・宿根草の種類によっては、かなり大きく成長する植物もあります。
予想より大きくなりすぎてほかの植物が育たなかったり、植えっぱなしにしていたら茂りすぎて、逆に管理が大変に!ということもあるかもしれません。
初心者の方や手入れに自信がない方は、
- 成長後のサイズをしっかり確認する(苗のラベルなど)
- 植え付けスペースを広めにとっておく
などしておきましょう。
株分けなど、コンパクトなまま育てる手法もあります。
丈夫で育てやすい、初心者におすすめの多年草・宿根草8種
白蝶草(ガウラ)
暑さ寒さに強く、ほとんどお手入れがいらないという初心者には頼もしい花。初夏から冬の初めまで咲くという、宿根草にして開花期間が長いのも魅力。
我が家でも、コンパクトなタイプのガウラを育てています。「ベインズフェアリー」という品種です。
白い花は周りが明るくなってさわやかな感じがするので気に入っています。
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ユーパトリウム(フジバカマ)
こまかな花がたくさん咲き、清楚ながらも華やかな雰囲気です。
こちらも暑さ、寒さに強く、病害虫にも強い。剪定の必要もあまりなく、土質も選ばないといううれしい花です。
源平小菊(エリゲロン)
暑さ、寒さに強く、放任でもよく咲くお花です。
やさしくかわいらしい雰囲気で、寄せ植えにも向いています。初夏から秋まで長く咲くのも特徴。
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バーベナ
バーベナには非常に多くの種類があり、一年草も、多年草タイプもあります。
三尺バーベナは、背が高く、まとまった小花のポンポンが揺れるかわいらしい花です。ナチュラルに群生させても、花壇の背景にしてもステキ。
斑入りツルニチニチソウ
とても丈夫なので、一度植えれば増えすぎて困るくらい増えていきます。強い植物なので、伸びすぎてしまったら適宜切れば問題ありません。
地面に沿ってはうように育つので、花壇や鉢のふちからしだれるように植えてもステキですね。
キャットミント
こんもりと青いお花が立ち上がる姿が爽やかで素敵です。丈夫で、伸びすぎても適宜切れば再生するという力強さ。
「ウォーカーズロウ」は、ぎゅっとまとまったきれいな姿が特徴。
我が家も、花壇の片隅にウォーカーズロウを植えています。こまめな剪定が必要ないので、ズボラガーデナーの私でも扱いやすい品種です。

まだ植えてから1か月たっていないくらいですが、花穂がどんどん伸びてきて、あっという間に淡いラベンダー色の花を咲かせてくれました。
さすが、暑さにも寒さにも強く、丈夫と評判の品種です。こんもりとした姿になるのが楽しみです。
シレネ
シレネの仲間は約300種類もあるそうです。
暑さ寒さに強く、さらにこぼれ種で増えるというおまけつき。何もせずに花が増えていくなんてすばらしい!
自然な雰囲気の小花は、色々な植物との相性もよさそうです。
サルビアネモローサ
サルビアは、本当にたくさんの種類があってどれもステキなのですが、基本的に丈夫な性質のものが多いようです。
長い花穂にたくさんの花が咲き、華やか。アンティークな色合いの花を合わせてもかっこよくなりそう。
黒軸タイプもあります。
↓横浜イングリッシュガーデンでサルビアネモローサカラドンナぽい植物を見かけました。

日陰におすすめの多年草・宿根草12種
アジュガ
アジュガも色々な種類があります。常緑なので冬でも葉が残り、グリーンとしても楽しめますよ。
種類によっては、気温によって葉の色も変化するそう。お花とはまた違った楽しみがありますね。
寄せ植えに入れてもおしゃれな雰囲気になりそうです。
アスチルベ
ふわふわとしたかわいらしいお花が魅力です。丈夫で、あまりお手入れしなくても花が楽しめます。
アンティークな色合いのお庭にも似合いそうです。赤・ピンク・白などの花色があります。
イカリソウ
茎が細くて繊細な印象ですが、丈夫で育てやすい品種だそうです。
野山に咲いているようなかわいらしい小花。葉は紅葉も楽しめます。
シュウメイギク

夏の終わりから秋に咲き、秋の訪れを教えてくれます。
丈夫で、地植えの場合はほぼ植えっぱなしでOKです。
ピンク系や白系、一重咲き、八重咲などいろいろな種類があります。
湿り気が好きなようなので、鉢植えの場合は土が乾きすぎないよう注意が必要です。
プルモナリア
鮮やかな青がステキな花。こんな鮮やかな花がたくさん咲くと、パッと明るくなりますね。
強い乾燥が苦手なので、半日陰で育てます。
ホタルブクロ
釣鐘型の花が茎にいくつも咲きます。
ナチュラルで風情のある花ですが、丈夫で育てやすいのがうれしい。そしてほったらかしでもよく増える、手間いらずのお花です。
フィリペンデュラ(シモツケソウ)
背が高く、ふわふわとした花の穂がおしゃれ。
フィリペンデュラはシモツケソウの学名のことで、シモツケソウは日本の野山にも自生しているそうです。
西洋オダマキ
西洋オダマキにはたくさんの花色があり、迷いながら選ぶのもまた楽しい!シックで大人な雰囲気からエレガントでやさしい感じまでお好みで選べます。
こぼれ種でも増えていくくらい丈夫で育てやすいです。
交雑しやすい植物なので、こぼれ種で増えた場合は親と同じ花になるとは限らないそうです。どんな花になるのかワクワクしますね。
ダイモンジソウ
先日、NHKのテレビ番組「趣味の園芸」でも紹介されていました。
色々な種類があって、しっとりとした魅力もあり、奥が深い花です。
花びらが漢字の「大」に見えることからこの名前が付いたそうです。秋に咲く、風情のあるお花です。
ヤブラン
花壇などに植えてあるのをよく見かけませんか?花がない時期もカラーリーフとして、お庭を彩ってくれます。
スッと伸びた葉がおしゃれですね。丈夫な性質で、日陰に植えられるとなれば、あちこちで見かけるのも納得です。
ティアレラ
日陰でもたくさんの花を咲かせてくれる貴重なお花。
ふわふわの立ち上がった花がかわいらしく、開花期は日陰も明るい雰囲気になりそうですね。
ツボサンゴ(ヒューケラ)
カラーリーフとして人気のあるツボサンゴ(ヒューケラ)は、たくさんの色があり、合わせるカラーで雰囲気もガラッと変わります。
花は、泡のような白い花が咲くそうです。赤や紫の葉色もステキ。
緑でも、個性的な斑入りなど、様々なタイプがあります。
↓下の方のキャメル色の葉がヒューケラ

花が少なくなる冬に開花する多年草・宿根草2種
スノードロップ
2~3月に清楚なかわいらしい花を咲かせます。球根ですが、数年間は植えたままで毎年楽しめるそうです。
寒ーい冬に、いち早く春の訪れを知らせてくれる植物があるとうれしいですね。
クリスマスローズ

一重咲き、半八重咲き、八重咲き、と花の形も様々、色も様々あり愛好家の方も多い花です。
うつむき加減に咲く花は、なんだか優雅な雰囲気がありますね。
冬に咲く花はあまりないので、色々な種類を集めたくなりそうです。
育てやすい多年草・宿根草 まとめ
丈夫で育てやすい多年草・宿根草を一気に22種類ご紹介してきました。
花壇や鉢の奥側に背の高い多年草・宿根草、真ん中に中くらいの多年草・宿根草、手前に背の低い一年草を植えると立体感が出てステキですね。
シーズンごとに植え替えるのは手前の一年草だけでよいのでメンテナンスも楽になります。
一年草は花も多くて華やかなものが多いので、一年草を植え替えるだけでイメージも変わりますし、季節感を出すこともできます。
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