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ガーデニングに役立つ知識を全般的に学びたい!
と思ったとき、やっぱり頼りになるのが書籍です。
インターネットでもいろいろな情報は手に入れられますが、断片的だったり、不確かだったりと、初心者には情報の整理が難しいもの。
この記事では、私がガーデニングを始めてから、読んでよかった!と思える本をまとめてご紹介していきます。
ガーデニング初心者の私が読んでよかったおすすめ本
実践的な植物の育て方の本や根本的な庭づくりの考え方の本など、読んでみて特に印象に残った本をご紹介しています。
小さくてもセンスのよい庭づくり
ガーデニングって何から始めたらよいのやら…全体的に知りたい!と思って初めて手に入れたのが、この本。
季節の寄せ植えから花壇づくりだけでなく、ロックガーデンや小道づくり、アーチづくりのポイントや、壁面へのつる植物の誘因の仕方など、薄めの本ながら一通りの知識がぎゅぎゅっと詰まった一冊です。
「小さくても」のタイトル通り、小さな花壇の植栽例が多く、我が家のような狭い庭でも参考になります。
防草シートと石を使った花壇の作り方やコンテナの活用法も載っていて、花壇がないスペースやベランダなどでも使えるアイディアがいっぱいです。
ポール・スミザーの自然流庭づくり
ガーデニングを始めてしばらくしてから手に取り、衝撃を受けた本。
「もっと早く読んでおけばよかった~!!」と大後悔しました。
庭づくりってそもそも何なのか、ただ見栄えの良い庭を作るのがいいことなのか、と深いことを考えさせられる本です。
派手過ぎず、ナチュラルで、自然の力をうまく使った庭。その土地や用途に合う庭。
人も植物も無理をしない、そんな庭が一番落ち着けるのかもしれません。
肥料も農薬も使わないというポール・スミザーさんの考えに、庭づくりや植物選びの方向性ががらりと変わった本でした。
前半は実際のお宅の植栽事例、後半は日々の庭仕事の日記(?)的な読み物もあり、参考になりました。
▼ポール・スミザーさんが植栽を担当した「萌木の村」に行ってきた感想はこちらで紹介しています
ポール・スミザーのガーデン講座 選ぶことから植えるまで
その土地のあった植物を植えれば、農薬や肥料は必要ない、というナチュラルな庭づくりを提唱するポール・スミザーさん。
この本では、自分の庭にあった植物をどう選んでどう植えればよいか、具体的な手法が書いてあります。
植物を植えたい場所の日当たりや土の様子の見方、植物の選び方など、真似したい情報がいっぱいです。
後半では、雑草防止のためのマルチングの方法や、使っている道具の紹介など、園芸をする人が意外と気になる情報も。
スミザーさんのマルチングのやり方や、普段使っている道具を詳しく紹介してくれています。
どちらかというと「庭づくり」(地面に植える)を考えている方向けですが、考え方自体はベランダガーデナーの方にも参考になる部分がいっぱいです。
日陰でよかった!ポール・スミザーのシェードガーデン
ポール・スミザーさんの本が大好きなので、続いてしまいますが…
我が家の日当たりイマイチな部分をどうしようか考えていた時に出会った本。
日陰と言ってもいろいろなタイプの日陰があるということ、日陰だからこそ美しく育つ植物があるということを知った一冊です。
この本に出会ってからすっかり日陰の見方が変わり、庭園散歩に出かけても、シェードガーデンの持つしっとりとした魅力に気づけるようになりました。
↓こちらは横浜イングリッシュガーデンでみつけた素敵なシェードガーデンの一枚。
関連記事
植物の説明は品種ごとにかなり細かく書かれていて、特にギボウシの説明はすごい!
すべてのページから植物への愛を感じる本です。
ナチュラルガーデンの四季を彩る草花と花木 ポール・スミザーのおすすめ花ガイド
「おすすめ花ガイド」ですが、リーフ類やグラス類も多く載っています。
花ばかりではなく葉にも注目した方が良いということ、葉の形や色の組み合わせも大事という、ついつい忘れていることをしっかりと思い出させてくれる本です。
内容的には上で紹介した3冊と似ている部分もありますが、日向向き・日陰向き・湿地向き・カラーリーフ・樹木類と、種類ごとにおすすめ植物のリストが載っています。
植物の解説も、ズバリと特徴を紹介してくれて、どんな場所に置くとより映えるのかなどを教えてくれるのがありがたいです。
届いたときは「意外と薄めの本だな」と思いましたが、内容はしっかりぎゅぎゅっと詰まった一冊です。
オーナメンタルグラスの庭づくり
最近、園芸店でも見かけることが多くなってきたグラス類。
そんなグラス類がたくさん紹介されているのがこの本です。
前半はオーナメンタルグラスを使ったガーデンの実例、後半はオーナメンタルグラスのリストになっています。
自然的で、ちょっぴり野性味のあるようなお庭が好きな方におすすめ。
風に吹かれてゆらゆらするグラス類の魅力がつまった一冊です。
▼横浜で見つけた素敵なオーナメンタルグラスがすてきな庭
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カラーリーフ図鑑 明度と高さの組み合わせで庭をグレードアップする
お庭のおしゃれ度は花以外の部分の組み合わせだ!と思って手に取ってみたのが、こちらの『カラーリーフ図鑑』です。
カラーリーフを使ったお庭の実例のほか、たくさんのカラーリーフが色合いごとに紹介されています。
葉の形や色合い、模様などを楽しめるようになると、お庭づくりのアイディアも広がりますね!
カラーリーフのことを知ると、プロの作ったお庭を見る目も変わってきて、どこに行っても植物観察を楽しめるようになります。
▼熱海で見つけたカラーリーフの美しい庭
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お庭や寄せ植えの雰囲気をちょっと変えてみたい方におすすめです。
おぎはら流 がんばらなくても幸せな庭 宿根草のナチュラルガーデン
大人気園芸店「おぎはら植物園」の店長さんがおすすめする植物が346種も紹介されている、まさに図鑑のような一冊。
自然な雰囲気で、念入りなデザインや計画もせず、手間をかけずに楽しめる。
そんなお庭におすすめの植物が季節やテーマごとにずらりと紹介されています。
お庭にどんな植物を植えようか、見始めると止まりません!
2023年に発行された本なので、最近人気が高い「野趣あふれる」姿の植物やシードヘッドの魅力的な植物といったテーマも載っています。
刺激的・ガーデンプランツブック
最近人気が高まっている、ちょっと奇抜でカッコイイ植物たち。
そんな植物のことをもっと知りたいと思って読んでみたのがこちらの「刺激的・ガーデンプランツブック」です。
実例として店舗の植栽が紹介されているのですが、なんとすべて鉢植えだそう!庭じゃなくてもここまでできるんだ!とびっくりしました。
ちょっと変わった形の植物を植えてみたい方、もっと自由にダイナミックに庭づくりをしたい方におすすめです。
〇〇風の庭、〇〇スタイルの庭、といった枠組みから飛び出た新しい組み合わせが発見できます。
園芸 「コツ」の科学 植物栽培の「なぜ」がわかる
色々な草花を育てていくうちに、植物の生態というか、もっと根本的な部分をしっかり知りたいと思って読んだ本です。
土、肥料、植物の特性など、園芸にまつわる根本的な知識が一通りつまっています。
それぞれのテーマごとにQ&A方式でコンパクトにまとまっているので、難しい話が苦手な私も飽きずに読めました。
興味があるところだけちょこちょこと読んでも勉強になります。
オーガニックの美しい庭づくり
自然にやさしいガーデニングに興味があり読んでみた本です。
ガーデニングを始めてびっくりしたのは、ガーデニングをすることでゴミが増えたり(剪定枝や枯れた一年草の苗など)、虫や病気対策で薬剤が必要だったり(我が家ではまだ使ったことがないですが)すること。
ガーデニングって、むしろ環境に良くないのかも…
と、なんだかモヤモヤしてしまい、「無農薬」や「自然派」の庭づくりに惹かれるようになりました。
この本では、無農薬のお庭の実例や、具体的な対処方法について書かれています。
米ぬかを葉っぱにかけたり、発酵肥料を手作りしたり、有機物でマルチングしたり、「こんな方法があるのか~!」と勉強になった一冊。
有機物でのマルチングは我が家の庭でも真似して取り入れています。
自然農薬の作り方と使い方
身近な植物や木酢液、植物の発酵エキスを使った自然農薬の作り方や使い方が詳しく紹介されています。
ドクダミやスギナ、オオバコなど、いわゆる「雑草」と呼ばれる植物や、トウガラシやにんにくなど身近な材料を使ってできるので、あれこれ試してみたくなる一冊。
単なる「民間療法」のようなものではなく、どのような成分が何に効果があり、どうやって抽出したらよいか、しっかりとわかりやすく書かれていて、読むだけでも面白い!
植物や土にいる微生物のことも図解でわかりやすく紹介されています。
大成功のバラ栽培―決定版 バラづくり12カ月
いつかはバラを育ててみたい!と思っていろいろなバラの本を読んでいますが、読んで一番面白かったのはバラの育種家・木村卓功さんの本です。
2013年発行の本なので最近の品種は載っていませんが、選び方や特徴などは十分参考になります。
薬剤や肥料など「過去の常識」にとらわれず、もっと気軽にバラ栽培を楽しんでもらいたい、というバラ愛がいっぱいに詰まった一冊。
最後の方に載っているバラの交配と育て方は初めて知ったのでとても興味深かったです。
バラを育てたら種取りにも挑戦してみたい!
よくわかる多肉植物: 寄せ植えの実例、育て方・ふやし方と715種の図鑑
神奈川県にある多肉植物専門店「タナベフラワー」の店主さんが書いた本です。
「タナベフラワー」さんに訪問していろいろ多肉植物を購入した際、詳しい育て方が知りたい!と思って手に入れました。
関連
この本では、多肉植物の寄せ植えの楽しみ方や、具体的な育て方が丁寧に解説されています。
特に役に立つのは、多肉植物がニョキニョキと育ってきたときにどうすればよいか、詳しく書いてある部分。
植え替えや挿し木についても、写真付きで初心者にもわかりやすく紹介されています。
後半の多肉植物の図鑑ページは、不思議なものがいっぱいで見ているだけでも楽しいです。
育てて味わう はじめてのベリー
食べられる植物が庭に欲しい!と思って読んでみた本です。
手間がかからず見た目もかわいらしいベリー類について、種類ごとに詳しく書かれています。
この本に影響され、我が家でもブルーベリーとラズベリーを育て始めました。
参考
庭に実のなる植物が欲しい方、家庭菜園に興味があるけれど手間はかけたくない方におすすめです。
NHK趣味の園芸 テキスト
言わずと知れた、NHKの長寿番組「趣味の園芸」の雑誌型テキストです。
季節に合わせた情報をタイムリーに得られるうえ、新しい話題や新品種などの情報が載っているので勉強になります。
園芸本って発行が古いものも多いですからね…
テレビで紹介された植物が載っているので、番組を見ているときにメモし忘れてしまっても大丈夫。
もちろん、テキスト単体でも楽しめます。
園芸ガイド
年に4回発行される園芸雑誌です。
前半はだいたい季節の寄せ植えが紹介されているのですが、どれも素敵で見ているだけでも楽しい!
新しい品種なども紹介されていて、ついついいろいろな植物を手に入れたくなってしまいます。
全国のガーデン情報や、読者からの質問コーナー、各専門家さんのコラムなど、雑誌ならではの読みもの情報もうれしいです。
ざっそう
雑草のたくましい姿を描いた、子供向けの絵本です。
園芸の本ではないのですが…道端やちょっとした空き地などに生えている雑草、よく見ると意外とかわいいですよね。
「雑草」と呼ばれる野の植物それぞれの名前が書いてあるだけでなく、季節ごとの成長が美しい絵で紹介されています。
増えすぎてしまうと憎らしい草たちですが…ちょっとくらいは残しておこうかな、とつい思ってしまいます。
初心者が読んでよかったガーデニング本 まとめ
この記事では、園芸初心者の私が読んでみて良かった本をまとめてご紹介しました。
- 小さくてもセンスのよい庭づくり
- ポール・スミザーの自然流庭づくり
- ポール・スミザーのガーデン講座 選ぶことから植えるまで
- 日陰でよかった!ポール・スミザーのシェードガーデン
- ナチュラルガーデンの四季を彩る草花と花木 ポール・スミザーのおすすめ花ガイド
- オーナメンタルグラスの庭づくり
- カラーリーフ図鑑 明度と高さの組み合わせで庭をグレードアップする
- 刺激的・ガーデンプランツブック
- 園芸 「コツ」の科学 植物栽培の「なぜ」がわかる
- オーガニックの美しい庭づくり
- 大成功のバラ栽培―決定版 バラづくり12カ月
- よくわかる多肉植物: 寄せ植えの実例、育て方・ふやし方と715種の図鑑
- 育てて味わう はじめてのベリー
- NHK趣味の園芸 テキスト
- 園芸ガイド
- ざっそう
また良い本を見つけたら追加していきたいと思います。
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