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子どもの習い事にそろばんって効果ある?

そろばんを習うとひっ算ができなくなるとか……デメリットはない?

そろばんは、学校の算数や受験にも役立つのかな?
勉強系の習い事で人気のそろばん。
我が家の娘も小1からそろばん教室に入会し、ちょうど1年が過ぎたところです。
今の感触としては、
- 暗算力がかなりついた!
- 九九も完璧!(まだ学校では習っていません)
- たし算・引き算のひっ算は特に混乱なし
という感じで、なかなか良いです。
珠算式の暗算(頭にそろばんをイメージして計算する)もできるようになり、

頭のそろばんが勝手に動くんだ~
とうれしそうな娘。
この記事では、お子さんの習い事にそろばんを考えているパパママに向けて、我が家で感じたそろばんの効果やデメリットについてご紹介したいと思います。

我が家では大きなデメリットは感じていませんが、これからそろばんを始めるご家庭が知っておくといいんじゃないかと思うこともまとめてみました!
そろばんを1年続けて感じた効果

我が家の娘は小1の夏からそろばん教室に入り、ちょうど1年が過ぎたところです。
正直言って、効果は想像していた以上!
こんなに計算が得意になるとは思っていませんでした。
暗算力がつく

そろばんの一番のメリットは、やはり暗算ができるようになること!
そろばんを頭にイメージして計算する「珠算式暗算」がうまくできるようになると、早く正確に計算ができるようになります。
娘も、そろばんを1年習ってこんな問題が暗算でラクにできるようになりました↓
(画面に表示される数字を順番にたし算していきます)

頭のそろばんが勝手に動くんだ~
たし算以外にも、ひき算はもちろん、3ケタ×1ケタのかけ算、3~4ケタ÷1ケタのわり算も暗算でできるように!
(ただ、かけ算・わり算はかなり集中しないとまだ難しいみたいです)
暗算ができると日常生活で便利なのはもちろん、算数の授業でも計算が苦になりません。
最近は「思考力・応用力」といった力も注目されていますが、その土台となるのは基礎的な計算力。
四則演算の基礎力は一生使える力になります。

私は計算が苦手なので、ささっと暗算できる娘がうらやましい!
九九が完璧になる
そろばんの級が進むとかけ算、わり算の問題が出てきますが、これに合格するには九九を覚える必要があります。

試験では九九表なんて見られませんからね!
そろばんでかけ算・わり算の問題を解くたびに九九を使うので、必然的に精度が上がり、九九も完璧に!
娘はまだ学校で九九を習っていませんが、すべての九九を覚えることができました。
教室によっては九九を覚えるための時間があったり、ミニテストを実施してくれたりもするそうです。
九九は、割り算や中学以降の数学など、その後もずっと使う基本的な知識。
そろばんを学ぶことで、九九もしっかりマスターできます。
自信がつく

そろばんで計算力を鍛えると、「自分は計算ができる!計算が得意!」という自信がつきます。
やっぱり得意なものがあるというのはうれしいもの。
「算数キライ、計算苦手」となってしまうと、ほぼ毎日ある算数の授業はかなり苦痛……。
計算に自信が持てるだけで、学校生活も一層楽しく過ごせます。

わたし、計算が得意なんだ~!算数大好き!
数の感覚が身につく

そろばんは、玉という実物を動かしながら計算するので、数の感覚を身につけやすいです。
たとえば、1+1=2という式も、
玉をひとつ上にあげる
↓
もう一つ玉を上にあげる
↓
玉が2こ上がっている
という状態を目で見て理解できます。
482という数をあらわすときは、
100が4こ
50が1こ
10が3こ
1が2こ
というふうに、玉を見ながら数のまとまりを自然に理解していくことができます。
単に計算ができるだけでなく、数に対する感覚の部分もやしなっていくことは、のちの算数・数学にも役立ちます。
集中力がつく
そろばんの授業では、限られた時間でたくさんの問題を解かないといけないので、自然と集中力が鍛えられます。
黙々と自分の課題に取り組む力は、学校や家庭での勉強にも役立ちますね!
娘の通う教室では、級が上がってくると、時間を計って問題を解いていきます。
暗算 3分×3回
珠算 7分×3回
と、1つ1つはそれほど長い時間ではありませんが、黙々と計算に取り組む様子にはびっくりさせられます。
一つ一つの動きを正確にしないと計算できないので、全身の神経が鍛えられそうです。

先生の「はじめ!」の合図でスイッチが入るんだ~
脳トレになる
『トモエそろばんの大人のそろばん塾』によると、「そろばんを使って計算すると、左脳も右脳も活動する」ということがわかっているそうです。
また、作業や学習で重要な役割がある「ワーキングメモリ」の機能向上も図れると言われています。
そろばんは、問題の数字を見る、玉を数える、玉を動かす、文字を書くなどの作業を順番に進めていく必要があり、脳を広範囲に使うことができるそうです。
日本の歴史・文化に興味が出る

歴史ものでは、商人や役人がそろばんをパチパチしている描写をみかけます。
昔の人もこうやってそろばんで計算していたんだなと思うと、それだけで歴史の人物にも親近感がわきますね。

歴史漫画や博物館などでそろばんが出てくると、それだけで喜ぶ娘です
日本で使われているそろばんは、中国からもたらされたものを日本独自に改良したものなのだそう。
海外で生活したり、海外の方と交流するような機会があったときに、「日本文化」として紹介できる特技にもなります。
そろばんのデメリット
そろばんはメリットがいっぱいで、正直言ってそろばんを習うことにデメリットはほぼ感じません!
ですが、これから始める方に知っておおいていただきたい注意点もあります。
娘がそろばんを1年習ってみて感じたデメリットと言えるであろうポイントをご紹介します。
ある程度の訓練が必要

そろばんを始めて改めて実感したのは、そろばん教室は
そろばんという特殊技術を習得する
ものであるということ。
決められたルールの通りやれば、だれでも正しく計算することができますが、そのためには
- そろばんのルールを覚える
- ルール通りに計算する
- 早く正確に玉を動かす
という流れが自然にできるよう、トレーニングが必要です。
そのため、短期間でやめてしまうとあまり効果を感じられないかもしれません。
特に、多くの方が期待する「暗算」は、そろばんがある程度操れるようになり、そろばんという実物を見なくても玉の動く様子が目に浮かぶ……というレベルでまで進まないとできません。
もちろん、短期間でも効果がゼロとは限りませんが、ある程度継続したときと比べると、かなり効果が低そうです。

どんな習い事でも、ある程度できるようになるまでは時間と繰り返し練習が必要ですよね
とはいっても、膨大な時間や練習が必要なわけではなく、週に2回通う娘の場合、半年かからないくらいで暗算もできるようになりました。
学校の算数が退屈になりがち

そろばんのメリットの部分で
- 暗算力がつく
- 九九が完璧になる
- 自信がつく
と紹介したのですが、その反面、学年によっては算数の授業がちょっと退屈に感じてしまうことがあるようです。

もちろん、できないより出来たほうが良いですが……
娘の場合、計算が早く終わるので、授業中も待ち時間が長かったり、暗算でわかる問題のひっ算が面倒に感じてしまったりするのだとか。

でも、みんなからスゴイ!って言われるから結構うれしい!
教室によって内容に差がある
娘の通うそろばん教室は、そろばんのやり方を教えてくれるだけで他の内容はほとんど取り扱われないのですが、教室によっては
- 数の数え方
- 数字の書き方
- 九九の練習
- かけ算・わり算の概念
- 算数の文章題をそろばんを使って解く
といった内容を授業の中で扱ってくれるところもあります。

娘の教室では「今度からかけ算だから、九九覚えてきてね~」という感じでしたが、お友だちの教室では、授業の中で九九を練習する時間もあるそうです
そろばんの習得をひたすら進める教室は級がすぐに上がるのが楽しく感じるかもしれませんし、丁寧に教えてくれる教室は、ゆっくり確実に学びたいお子さんに合っているかもしれません。
可能であれば、いくつか教室を見て雰囲気を比べてみると違いもわかりやすいと思います。

見学・体験をしてみて、雰囲気が良いと感じるところがおすすめ!
近くにそろばん教室がそんなにない!という方は、オンライン教室も良いと思います。
おすすめのオンラインそろばん教室はこちらの記事で紹介しています↓


我が家も近所に教室がなかったので、オンラインで習っています
先生はあくまで「そろばん」の先生
他の習い事にも共通することですが、そろばん教室の先生はあくまで「そろばん」の技術を持った方なので、「子どもに教える」ことのプロではない、という方もいます。
もちろん子どもの特性を把握し、やる気や能力を存分に伸ばしてくれる先生もいますが、全員が教育のプロというわけではありません。
教室によって差があるように、先生によっても声かけの仕方や進め方に差があると感じます。
特に年齢が低いお子さんは、先生が小さい子どもにもわかりやすく説明してくれるか、声かけが子どものやる気を引き出してくれるかをチェックしてみてください。
よく聞くそろばんの疑問
「そろばんを習うとひっ算ができなくなる」など、色々な噂を聞いてドキドキしていた我が家。
よくあるそろばんの疑問と、実際にそろばんを習い始めて感じたことをまとめてご紹介します。
ひっ算ができなくなる?

そろばんの計算とひっ算はやり方が違うから混乱することがあるって聞いたけど……

私も心配していましたが、特に混乱することもなく「そろばんとひっ算は別物」ととらえてできています
「そろばんを習うとひっ算ができなくなる」なんていう噂を聞いて心配していましたが、
そろばんはそろばん、ひっ算はひっ算、全くの別物、と考えているようで、特に引っかかるところもなくマスターできています。
ただ、暗算で答えがわかってしまうので「ひっ算を書くのがめんどう」というのは確かにあるようです。

めんどくさいけど、学校ではちゃんとひっ算も書いてるよ~
そろばんは週に2~3回通わないといけない?

そろばんは週に2~3回通わないと身につかないって聞いたけど、どうなのかな?

娘は週に2回通っていますが、週1回の方も多いみたいです
我が家は「そろばんに慣れるまでは週に2回がおすすめ」と言われて2回コースにしていますが、最近は週1回のところも増えているみたいですし、それでも十分効果はあると思います。
とはいえ、そろばんの基礎に慣れるまでは、短時間でも家で復習するようにすると習得がスムーズです。
そろばんを習うと字が雑になる?

そろばんを頑張ると、字が雑になるって本当?

娘もたしかにそろばん中は雑。でも普段はそこまでではないかな~
そろばんの試験に合格するには、早く正確に計算し、答えを書いていかなければなりません。
ですので、解答は雑になりがち。

そろばんの先生にも、「スピードが重要だから、読める字ならOK」と言われています
娘も、そろばん中の文字は確かに雑ですが、普段の文字への影響はあまり感じません。
お子さんの性格や、そろばんに取り組む時間・頻度などにもよるのかもしれませんね。
中途半端に暗算ができても無意味?

中途半端に暗算ができてもあまり意味がないって聞いたけど……

まったく意味がないとは思いませんが、暗算の力があまりついていないのに暗算にこだわってしまうのは、確かに問題。
「中途半端な暗算力で、テストでは計算ミスが続出」なんて話もたまに聞きますよね。
ケタの多いかけ算やわり算でも、かたくなに暗算にこだわってしまうお子さんがいるとかいないとか……。
確かに、中学受験など、1点を争うようなときは中途半端な暗算力に頼らずひっ算をしっかりする方が良いと思います。
ただ、ひっ算も結局は小さなケタのたし算・ひき算・かけ算・わり算の繰り返し。
一つ一つの計算の精度を高めるには、そろばんで鍛えた暗算力が大いに役立ちます。
計算力をつけるには、そろばんと公文どっちがいいの?

子どもには計算力をしっかりつけてほしいけど、そろばんか公文で迷ってる……

どちらも続けないと効果を感じにくいと思うので、子どもが興味を持ったほうがいいと思います!
「計算を得意にするなら公文かそろばん」というイメージありますよね。
私も結構迷いましたが、やっぱりどちらも続けることで力がつき、効果を感じられるもの。
体験してみて、子どもが興味を持った方がいいと思います。
どちらでもよいようであれば、個人的には、
脳の感覚的な部分を鍛えたい方→そろばん
家で勉強する習慣をつけたい方→公文
という感じです。
公文とそろばんの違いや私の思うおすすめについてはこちらの記事で詳しく紹介しています↓

そろばんの効果とデメリットまとめ
この記事では、娘が1年そろばんを習ってみて感じた効果やデメリットを紹介しました。
- 暗算力がつく
- 九九が完璧になる
- 自信がつく
- 数の感覚が身につく
- 集中力がつく
- 脳トレになる
- 日本の歴史・文化に興味が出る
- ある程度の訓練が必要
- 学校の算数が退屈になりがち
- 教室によって内容に差がある
- 先生はあくまで「そろばん」の先生
そろばんのデメリットも一応あげましたが、正直なところ、デメリットはほとんどないです!
計算力・暗算力をきたえ、脳も活性化させてくれるというそろばん、お子さんが興味を持っているなら、かなりおすすめできる習い事です。

計算も得意になるし、自信もつくし、我が家はやってよかったです
そろばんをオンライン教室で習ってみた感想はこちら↓

オンラインそろばん教室9社を徹底的に比較しました↓

よく比較される「公文式算数」と「そろばん」についてまとめました↓

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