いま、世界のためにできることを考えてみた⇒

粘土質の土をラクに土壌改良!「カルスNC-R」を使ってみた

粘土質の土をラクに土壌改良!「カルスNC-R」を使ってみた

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

きのこ
きのこ

管理のラクな地植えを増やした~い!

そうだ、花壇ふやしちゃお!


ということで、庭に地植えできる花壇エリアを増設することにしました。

とはいえ、我が家の庭はカッチカチの粘土質…

  • できるだけ安く
  • できるだけラクに
  • 環境にもやさしく

土をよくする方法を考えた結果、今回は微生物資材として有名な「カルスNC-R」を使ってみることに。



花壇開拓の開始から約5カ月、現在はさまざまな植物がモリモリ育つ場所を作ることができました!

この記事では、粘土質のべたべた・カチカチの土を改良した体験談についてご紹介していきます。

▼過去の花壇づくりの様子はこちら

カチカチ粘土質の土を柔らかくして花壇を作った記録カチカチ粘土質の土を柔らかくして花壇を作った記録

カルスNC-Rを使って土壌改良

微生物資材として有名な「カルスNC-R」を使って、庭に新たな花壇エリアを作っていきます!


まずは掘り返す

カルスで土壌改良

防草シートがしいてあったので雑草はありませんが、スコップが入らないくらいカッチカチの土……。

ここを開拓して、植物を育てる花壇にしたいと思います。

カルスで土壌改良

けっこう力を入れても、これくらいしか掘れません。

地道に少しずつ掘り進めていきます。

きのこ
きのこ

全部の工程の中で、ここが一番大変でした…


約30分かけて、なんとか掘れました。

カルスで土壌改良
きのこ
きのこ

大きな石がけっこう混ざっていたのでとりのぞきました


植物の残さを入れる

カルスで土壌改良

軽く穴を掘って、植物残さを入れます。

刈り取った雑草や、剪定枝、果物や野菜の皮などの生ゴミもOKです。

カラカラの状態よりは生の物(緑の状態)が良いそうです。

これが微生物たちのごはんになるのだとか。

きのこ
きのこ

私が入れたのは、数日前に刈り取ったカラカラの雑草から比較的取りたての雑草、剪定した枝、生ゴミなどいろいろ!


米ぬかをかける

カルスで土壌改良

米ぬかを入れることで、微生物がパワーアップしてくれるそうです。

米ぬかがどうしても手に入らない場合は、硫安(りゅうあん)や油粕でも代用できます。

きのこ
きのこ

私はコイン精米所で米ぬかをもらってきました!油粕も試したことがありますが、特に問題なく分解してくれました

カルスで土壌改良


カルスNC-Rをかける

カルスで土壌改良


さらに、カルスNC-Rを投入!

袋には10坪(33㎡)あたりカルス1kgと書いてありますので、単純に考えたら1㎡あたり約30gで良いということになります。

カルスで土壌改良

多く入れても害はないということなので、今回は多めに使ってみました。

きのこ
きのこ

いい微生物が全然いなそうな土でしたからね……



カルスNC-Rは実店舗での取り扱いはあまりないようなので、ネット通販が便利です。

私は、送料無料でお安かった農援 楽天市場店というショップで購入しました


カルスNC-Rをかけたら、米ぬかや雑草と軽く混ぜます。

きのこ
きのこ

量が多くてうまくまざらなかったけど、なんとかなるでしょう……


土でフタをする

カルスで土壌改良

↑これは途中の段階。草やカルスに日が当たらないようにしっかり土をかけます


資材を入れ終わったら、土をかぶせてフタをします。

カルスに入っている微生物たちは紫外線に弱いので、日に当たらないようにするのがポイントだそうです。

水をかける

土でフタができたら、最後に水やり。

じょうろやホースなどでたっぷりにお水をかけます。

きのこ
きのこ

水分を与えることで微生物が活動を開始するんですって!


水をあげたら、あとは待つだけ。

公式情報では、「夏は1週間、冬は3週間で植え付け可能」となっています。

3週間後のようす

カルスで土壌改良

天気や予定の都合で、3週間後に掘ってみました。

あんなに硬かった土が、表面はほわほわでさくさく掘れる!

カルスで土壌改良

これでもかと入れた残さもこんなにぺっちゃんこに。

まだ形がのこっているものも多いですが、黒くなってかなり分解が進んでいます。

きのこ
きのこ

公式情報によると、形が残っていても植物を植えてOKということです


このまま植え付けをしても良いのですが、しっかり土壌改良して植物を健康に育てたい!と思い、もう一度、残さとカルスNC-Rを入れてみることにしました。

もう一度資材すきこみ

というわけで、2回目のカルスすきこみです。

  1. 穴掘り
  2. 植物残さや生ゴミ投入
  3. 米ぬか投入
  4. カルスNC-R投入
  5. 土でフタ
  6. 水かけ

までやって、しばし待ちます。

約1か月後のようす

カルスで土壌改良

2度目のカルスすきこみから約1か月後。
(本当は2週間でチェックしようと思っていたのですが、またまた遅くなりました……)

かなり畑や花壇っぽい、良い感じの土に!

まだ残さの形が残っていたり、土の塊があったりもしますが、植物を植えても大丈夫そうなくらいです。

掘り返すと、どこからやってきたのかミミズもたくさん出てきました。

きのこ
きのこ

ミミズは土を良くすると言いますが、ニガテな方はちょっといやかもしれませんね…


腐葉土・パーライトを混ぜる

もう植物を植えてもいいかなと思ったのですが、せっかくなので、余っていた腐葉土とパーライトを追加で混ぜ込みました。

腐葉土もパーライトも、水はけや通気性をよくする効果があります。



土づくりがいったん完了!

カルスで土壌改良

2回のカルスNC-Rすきこみと腐葉土、パーライトを混ぜ込んで、微生物たっぷりの土ができあがりました!

初めはカッチカチだった場所の土もこんなにふわふわに!

いよいよ植え付け

カルスで土壌改良

土壌改良した土に植物を植え付けていきます。

表面30cmほどしか改良できていないので、丈夫そうな一年草を中心に様子を見るつもりでしたが……

気になる植物にいろいろ出会ってしまい、宿根草や低木類も植えてしまいました。

植え付け2週間後

カルスで土壌改良

種から育てたヒマワリやジニアが大きくなってきました。

追加で植えたコリウスも元気そう。

植え付け1か月後

カルスで土壌改良

真夏の猛暑&少雨を乗り越え、もりもり育ちました。

日当たりの関係でひまわりが後ろ向きなのが残念……。

植え付け3か月後

カルスで土壌改良

少しずつ秋らしくなり、植物たちもさらに成長!

特にPWさんのユーフォルビアダイヤモンドスノーと

八重咲きユーフォルビア 苗 ダイヤモンドスノー 3.5号 秋まで咲く 白花 小花


トレニアカタリーナブルーリバーの勢いがすごい!

【花苗】 スーパートレニア カタリーナ ブルーリバー すぐ楽しめる大きな株 5号鉢【PW】 【暑さに強い】 【一年草】【趣味の園芸】【1日はワンダフルデー!!】


コリウスも、横幅3倍くらいに大きくなりました。


もう少し涼しくなったら、ビオラなど秋冬の植物に植え替えようと思っています。


土もだいぶ良くなってきたと思うので、秋の植え付け時期の間に宿根草も追加したい!

これからの成長も楽しみです。

カルスNC-Rのいいところ

カルスで土壌改良

最近ネットでも話題になることの多いカルスNC-R。

実際に使ってみて、良かった点はこんなところ。

  • 材料を入れたら放置でOK!
  • 待つ時間が短い
  • 残さ・生ゴミを再利用できる


材料を入れたら放置でOK!

有機物(雑草や生ゴミ)、米ぬか(硫安などでもOK)、カルスを入れたら、土と水をかけるだけ。

あとはほったらかしでOKです。

仕込みさえできれば、待つだけでいいなんてラクですよね~!

待つ時間が短い

普通、植物の残さや生ゴミを堆肥化するのには数か月かかります。

しっかり発酵できていない未熟な堆肥は植物の生育に悪影響だと言われています。

ところが、カルスNC-Rを使った場合、なんと「夏は1週間、冬は3週間で植え付け可能」なのだそうです。

きのこ
きのこ

狭い庭では、すぐに土が使えるのはありがたい!


私は普段プランターで生ゴミ堆肥を作っているのですが、カルスを入れると分解速度がびっくりするほど早くなるので、助かっています。

残さ・生ゴミを再利用できる

カルスで土壌改良

刈り取った雑草や、剪定した枝葉、季節が終わって抜いた植物の根など、処分に困りますよね。

特に家庭菜園をやっている方だと、収穫後の残さがどっさり出る方も多いのではないでしょうか。

カルスを使うと、そんな植物残さをそのまま土の栄養にすることができちゃいます。

きのこ
きのこ

植え替え時にそのまま土に入れてしまえばいいのでらくちん!


あるものを無駄なく活用でき、ごみを増やすこともない。

ラクなうえ、環境にもやさしいなんて嬉しすぎます。

カルスNC-Rのデメリット

カルスで土壌改良

正直なところ、大きなデメリットはないと思いますが、あえて挙げるとするとこんな感じです。

  • 実店舗で買えるお店が少ない
  • 使用期限がある
  • 米ぬかなどの資材が必要


実店舗で買えるお店が少ない

実店舗での扱いがほとんどないそうなので、基本的にはネット通販で入手することになります。

Amazonや楽天で簡単に買えますが、ネット購入が苦手な方にはデメリットかも。

きのこ
きのこ

園芸店で気軽に買えたらなんですけどね


使用期限がある

カルスNC-Rは1kg入りなのですが、使用期限があるのでやや注意です。

開封前は約2年間、開封後は約6か月が目安だそうです。

育てている植物が少ない方には少し多く感じるかもしれません。

とはいえ、使い切るために多めに使っても害はないですし、生ゴミを堆肥化するのにも使えるのでなにかしら使えると思います。

米ぬかなどの資材が必要

カルスNC-Rは単体では使えません。

生の有機物(植物残さなど)と米ぬかなどと併せて使う必要があります。

米ぬかは無料で手に入るところもありますが、地域によっては難しい場合も。

米ぬかがない場合は、代用として油粕や硫安などが使えます。

必要な方は、カルスを買う時に一緒に準備しておきましょう!

きのこ
きのこ

一緒に買っておけば、「よしやろう!」と思ったときにすぐできます

かかった費用

カルスで土壌改良

土壌改良に使った費用はかかった費用はこんな感じ↓

  • 雑草 0円
  • 生ゴミ 0円
  • 米ぬか 0円
  • カルスNC-R 約1,200円(1kg入。半分くらい使ったかな?)
  • 腐葉土 500円くらい
  • パーライト 家にあまっていたもの

カルスは半分くらいしか使っていないので、実質1,000円ちょっとでした。

きのこ
きのこ

思ったより安かった!


腐葉土やパーライトは、土のようすにより省いてもいいかもしれません。

その場合は、数百円で土壌改良できちゃいますね!

きのこ
きのこ

ただ、米ぬかが無料で手に入らない場合は、米ぬかや硫安を購入しないといけないので、結局同じくらいかな?



「カルスNC-R」を使って土壌改良してみた まとめ

カッチカチの粘土質の土をカルスNC-Rと雑草や生ゴミ、米ぬかでふかふかの土に変えることができました!

最初に固い部分を掘るのが大変でしたが、あとは資材を入れて待っているだけなのでらくちん!

かかった費用も1,000円ちょっとでお財布にもやさしい!

ゴミ処理もできて環境にもやさしい!

きのこ
きのこ

みんなにおすすめしたい、お気に入りの資材になりました!


植物の残さ処理が面倒な方、できるだけエコなガーデニングをしたい方、ぜひ使ってみてください。


花壇開拓のようすはInstagramの動画もぜひ↓


こちらもおすすめ

カチカチ粘土質の土を柔らかくして花壇を作った記録カチカチ粘土質の土を柔らかくして花壇を作った記録プランターで生ゴミ堆肥を作ってみた!作り方と感想プランターで生ゴミ堆肥作り!お手軽コンポストの作り方を紹介ガーデニング初心者が読んでよかったおすすめ園芸本ガーデニング初心者が読んでよかったおすすめ園芸本