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きのこ
と常々思っていたのですが、なんと、プランターを使って、ベランダでも簡単に生ゴミから堆肥が作れるということを知りました!
化成肥料を使わない有機栽培にちょうど興味があったところ。
きのこ
と心配もありましたが、やってみると本当に簡単!
腐った臭いや得体のしれない虫とは無縁のまま、生ゴミはサラサラ粒状の土にかえりました。
きのこ
ゴミの量が減り、植物の栄養になるなんて、なんてエコなんでしょう!
それでは早速、生ごみたい肥の作り方を紹介していきましょう。
プランターを使ったお手軽コンポストの作り方
家庭から出る生ゴミを、プランターを使って簡単に堆肥にする方法をご紹介します。
準備するもの
- 空いているプランター
- 土(なんでもOK。プランターに残ったカチカチの土などでも。)
- シャベル
作り方
1.空いているプランターに、土と生ゴミを入れ、混ぜる。土は生ゴミと同じくらいかやや少ないくらい。
2.混ぜた生ごみはプランターのはじによせて、生ゴミが見えないよう上から土をかぶせておく。
(土が蓋の役割になり、虫や臭いを防ぎます。)
土がカラカラだと発酵しないので、乾きすぎている場合は軽く湿らせるようにじょうろで水をかける。
3.新しい生ゴミがでたら、プランターがいっぱいになるまで1と2を繰り返す。
4.プランターがいっぱいになったら、そのまま数日放置して発酵させる。
5.プランターの中全体をシャベルで混ぜる。(この時点で、ある程度生ゴミの形がなくなっています)
6.そのまま3週間くらい熟成させる。(できれば1日1回~数日に1回くらい全体を混ぜて空気と触れさせると分解がさらに早くなるそうです)
7.完成。肥料分を多く含む園芸用の土として使えるようになります!
生ゴミ堆肥を作るときのポイント
生ごみからたい肥を作るときのポイントをご紹介します。
生ごみはできるだけ細かく
プランターコンポストに入れる生ごみは、できるだけ細かくしておいた方が分解が早まります。
面倒くさがって大きいまま入れると、ずっと形が残ったままになり、分解されるまでかなり時間がかかります。
大きい場合は、ハサミや包丁で細かくしておきましょう。
肉や魚の生ごみは入れない
魚や肉の生ゴミは腐って臭いの原因となりやすいそうです。
最初に失敗してしまうと、やはり嫌な思い出になってしまうと思いますので…
肥料づくりに慣れて来たらチャレンジするのが無難です。
野菜の種から出る芽は気にしない
野菜の種や切れはしから芽が伸びてくることがありますが、気にせず混ぜ込んでしまってOKです。
きのこ
混ぜこんでしまえば、そのうち分解されていきます。
水分量に気を付ける
水分が多すぎると生ゴミが腐ってしまいますが、水分が少なすぎるといつまでも分解されません。
サラサラでもなくビショビショでもなく、軽くしっとりする程度の水分量を保つようにします。
きのこ
気温が低すぎると分解されない
気温が高いとすぐに生ゴミが分解されますが、気温が低いとなかなか分解が進みません。
失敗を避けるためにも、冬は肥料作りをお休みする選択肢もありだと思います。
白いカビのようなものも混ぜてOK
発酵中に、表面に白いカビのようなものが出てくる時がありますが、これは微生物が活動して分解が進んでいる証拠なのだそうです。
きのこ
かき混ぜるときに、白いカビのようなものもそのまま混ぜ込んでしまって大丈夫です。
たまに全体をかき混ぜる
生ゴミを分解してくれるのは、「好気性」の微生物で、適度な湿り気と酸素がないと活動できないそうです。
分解が進んできたら1日1回~数日に1回かき混ぜて、酸素を供給してあげるようにします。
実際に生ゴミで肥料を作ってみました
我が家でも、早速生ゴミ肥料づくり開始です。
生ゴミと土を混ぜる→土でふたをする、この繰り返し
生ゴミと土を混ぜ、はじに寄せます。上から土をかけてふたをします。
これを生ゴミを投入するたびに繰り返します。プランターがいっぱいになるまで、繰り返し入れることができます。(大体1週間分くらい?)
私はプランターがいっぱいになるまで生ゴミ&土を入れてしまったのですが、それだとかき混ぜるときにすぐ土がこぼれて下が汚れます。
プランターの6~7割くらいにとどめた方が、かき混ぜるとき楽なのでおすすめです。
そして、生ゴミはできるだけ細かくした方がいいです。大きいままだと、なかなか分解されません。
我が家では、こんな感じでいれています。(あまりきれいな写真ではないので小さめで失礼します。)これは賞味期限切れのチーカマ。
我が家で入れている生ゴミ
- 野菜・果物のヘタ、たね、皮など(あまり固くなさそうなもの)
- 食べ残してしまったご飯やおかず、お菓子などいわゆる残飯
- コーヒーのかす、茶殻(紅茶、緑茶、麦茶など)
入れないようにしている生ゴミ
- 生の肉や魚系の生ゴミ(臭いや虫が発生しやすいそうです。魚の骨は特に分解されにくいとか)
- 油(分解はされるそうですが、多すぎると失敗しやすいみたいです)
- 牛乳、コメのとぎ汁などの水分(水分が多すぎると腐りやすいので)
1週間ほど放置、ときどきかき混ぜる
プランターがいっぱいになったら、そのまま1週間ほど放置します。
何やらたくさん芽が生えたり、白カビが生えてきたりしています!
実は、この白カビは、分解がうまく進んでいる証拠なのだそう。
虫がわいていたらどうしよう・・・と心配しながらかき混ぜてみました。
怪しい虫に遭遇することはなく、一安心。
生えてきている小さな芽や白カビは、そのまま混ぜ込んでしまって大丈夫だそうです。
心配していた臭いはというと・・・土っぽい臭い!生ゴミの臭さはなく、森の中みたいなにおいです。どうやら発酵成功しているようです。
残りごはんやチーカマなどの柔らかいものは、すっかり形がなくなりました。野菜の皮やヘタなどはわりとそのまま残っています。
玉ねぎの皮やニンジンの切れ端、卵のカラなどは特に分解が遅いです。
大体1日に1回くらいかき混ぜ、土が乾いてきたらじょうろで軽く水をかけ、さらに分解を待ちます。
約3週間後
ほぼ毎日かき混ぜ、約3週間。だんだんと生ゴミの形がなくなっていき、サラサラ、つぶつぶの土に!
手抜きしてそのまま入れた玉ねぎの端っこや、卵のカラ(こちらは細かくしました)は、小さくなってきたものの、まだそのまま残っています。
じょうろで水をかけると、すーっと水がしみこむ、水はけの良い土です。臭いはほとんどありません。
サラサラの土は半分くらい庭や野菜の土として使い、残りの土は引き続き生ゴミ処理に活用することにしました。
形の残っていた生ゴミは、新しい生ゴミと混ぜながら、引き続きプランターで発酵させています。
プランターではやっぱり虫やニオイが心配・・・という方には、こんな袋型の商品もおすすめです。
お手軽コンポストで感じた注意点
何度か生ゴミ堆肥作りをやってみて感じたポイントは、気温と水分。
気温が高いほうが分解スピードが速い
真夏はすぐに生ゴミの形が見えなくなったのですが、気温が低くなってくると、やはり分解のスピードが落ちます。
いつまでも生ゴミの状態が続くと虫の発生なども心配なので、我が家では冬の間は生ゴミ肥料はお休みするつもり。
でも冬は虫も少ないので意外と大丈夫なのかもしれませんが・・・。
まずは、真冬以外の時期に、気軽な気分で少量ずつ始めてみるのがおすすめです。
水分量が多いとべちゃべちゃになる
水分量を多くしすぎると、乾くまでべちゃべちゃな状態が続いてしまうので、腐敗が心配です。
水分が少ない分には、分解は進みませんが、生ゴミがカラカラになるだけなのであまり心配はないのですが、生ゴミが腐ってしまうと嫌なニオイや虫の発生の原因になってしまうかもしれません。
じょうろで水をかけるときには、かけすぎに注意したり、雨水が当たりっぱなしになったりしないように注意が必要です。
生ゴミ堆肥作りのまとめ
実際に生ゴミから肥料作りにチャンジしてみましたが、心配していた虫や臭いに悩まされることもなく、簡単に生ゴミを肥料に変えることができました!
プランターと土、シャベルがあればどなたでも簡単にできます。
家庭から出るゴミの量を減らし、植物にやさしいエコな生ゴミ肥料。
食べきれずに固くなってしまったごはんなど、捨てるのはもったいないと思っていましたが、植物の栄養になると思えば罪悪感も薄れる・・・?
思っていたよりずっと簡単にできましたので、ぜひ試してみてください!
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