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毎年恒例の高尾山に行こう~!
ここ数年、1~2月ごろに高尾山に行くのが恒例になってきたきのこ家です。
高尾山は、子連れでちょっとした山歩きを楽しみたい方にもぴったり。
- ケーブルカーやリフトを使ってラクに登れる
- 食事処や自販機が多く、食べ物・飲み物に困らない
- 子どもでも歩きやすいコースがある
- ビジターセンターや薬王院、さる園など、施設もいろいろ
- ふもとの参道の食べ歩きも楽しい
と、山の自然以外にも、いろいろな楽しみがあるんです。
今年も、7才になった娘と一緒につり橋のある4号路を楽しんできました。
娘は年中の時からこのコースを歩いているので、体力がそこそこあるお子さんなら4~5才でも大丈夫だと思います!
この記事では、高尾登山のようすを写真とともにご紹介していきます。
(訪れたのは2022年1月後半の日曜日です)
高尾山の行き方
高尾山にはたくさんの登山コースがあり、登山初心者から熟練者までムリなく楽しめるのが魅力。
子連れでのんびり登るなら、ケーブルカーもしくはリフトで途中まで登るのが便利です。
基本情報
電車の場合
京王線「高尾山口」駅下車
駅から徒歩、もしくは途中ケーブルカー・リフトを利用して山頂まで行けます。
車の場合
圏央道高尾山インターから約5分。
周辺に駐車場はいくつかあります。
我が家はいつも高尾山薬王院自動車祈祷殿の駐車場を利用しています。
広くて安くてスタッフのおじさまも親切です。
料金は1日500円、前払いです。(2022年1月時点)
薬王院駐車場からケーブルカー乗り場へ
我が家は朝9時ごろ高尾山薬王院自動車祈祷殿の駐車場に到着。
日曜ですが、冬だからか駐車場はまだまだ余裕がありました!
徒歩5分ほどの場所にあるケーブルカー乗り場を目指します。
高尾599ミュージアムの前を通るルートはのんびり歩けておすすめ。
中は高尾の自然を紹介する博物館&カフェになっています。
開館時間前でもお手洗いが借りられるのは助かる!
途中からはお店が立ち並ぶ参道を歩いていきます。
まだ開店前なので静かですが、日中はにぎわっていますよ~!
ケーブルカーかリフトが便利
高尾山は、途中までケーブルカーもしくはリフトで登ることができます。
山頂まではケーブルカー・リフトを降りてから徒歩で50分くらいです
ケーブルカー&リフトの料金
ケーブルカーもリフトも料金は同じです。(2022年3月現在)
片道 | 往復 | |
大人 | 490円 | 950円 |
子ども | 250円 | 490円 |
往復券を買って、行きはケーブルカー、帰りはリフトにするのもOKでした。
ケーブルカーとリフトはどちらがおすすめ?
ケーブルカーは普通の電車タイプなので、誰でも安心して乗れます。
一応室内になるので、寒い日、暑い日はケーブルカーがらくちん!
荷物が多い方、小さなお子さん連れの方も、ケーブルカーを選んだ方が楽だと思います。
ただ、窓際の席以外だったり、混雑していたりすると、景色が良く見えないこともあるかもしれません
ケーブルカー朝8時から運行していますが、リフトの運行は9時から。
朝早く乗りたい場合は必然的にケーブルカーに乗ることになります。
リフトは、スキー場などで見るような足がぶらぶらする乗り物。
高尾山の空気を肌で感じられるのが魅力です。
ただし、こんな方は、リフトはきびしいかも。
- 高所恐怖症の方
- じっと座れないお子さん(落ちたら大変!)
リフトは二人乗り。
3才以上は一人と数えるので、大人一人+3才以上の子供二人という乗り方はできません。
家族構成によっては、どう分かれて乗るかを考えておくとスムーズです。
小学生以上は一人でも乗ることができます
高尾山登山道のようすと混雑度
冬の朝は寒いため、我が家は上りはケーブルカーを利用しました。
かなりの急勾配をグイグイ登っていきます!
一番前と後ろは立見席になっていて、子どもたちがいっぱいです。
高尾山駅に到着
ケーブルカーで約6分、高尾山駅に到着!
お土産屋さんもまだしまっていて、静かです。
レストランもある展望台
高尾山駅の目の前には展望台への入口が。
上にはレストランもあり、景色を眺めながら食事を楽しむことができます。
我が家は、途中まで1号路(舗装された参道)、途中からはつり橋のある4号路(山道)を通り、山頂を目指すことに!
登山マップはこちらのホームページからダウンロードできます。
1号路(メインの参道)を進みます
ということで、さっそくスタート!
ケーブルカー(もしくはリフト)を降りたら、しばらくは舗装された1号路をすすみます。
途中には町が見渡せる展望スポット!
お隣には、景色を楽しみながら食事がいただけるお茶屋さんもあります。
メニューはおそばやお団子など。
向かいには、ピクニックにぴったりのテーブル&ベンチもあります。
お弁当やおやつで一休みするのにぴったりです。
昔懐かしいおみやげやさんもあり、旅行感を演出してくれます。
ムダに木刀を欲しがる娘…
名物の「さる園」と「たこ杉」
参道を進んでいくと見えてくるのが、さる園。
私は入園したことがないのですが、さる園&野草園が楽しめるそうです。
さる園の裏には「たこ杉」と呼ばれる立派な木があります。
「昔、参道を開く際にこの木の根が邪魔になるため伐採しようとしたところ、一夜にして根を曲げて道をあけた」という伝説があるそうです。
その曲がった根がたこの足に似ていることから「たこ杉」と呼ばれるようになったのだとか。
根の曲がり具合はぜひ現地で見てみてください!
浄心門から2・4号路方面へ
たこ杉を過ぎてしばらく行くと、浄心門が見えてきます。
ここから右に曲がり、2・4号路方面へ進むとつり橋コースです。
立札や地図があるので、わかりやすいです。
ここまでの1号路は舗装された道でしたが、ここから4号路に入ると山道になります。
コースは「遊歩道」に近いくらいしっかりした道なので、普通のスニーカーでも大丈夫です。
ハイキングシューズがあると山道でも滑りにくく、疲れを軽減してくれます
道はデコボコも少なく、道幅も広くて二人並んで歩いても余裕があります。
静かな山道はやっぱり気持ちいい!
人はたまにすれ違う程度で、混雑はなく、かと言って不安になるほど無人でもなく、ちょうどいい感じです。
壁面には霜柱がいっぱいでした。
「凍結注意」の看板もありましたが、この日の地面で凍っているところは特にありませんでした。
(行ったのは1月末頃)
途中少し道幅がせまくなるところもありますが、全体的にとても歩きやすい道です。
とはいっても山道、右側はガケになっているので足元には注意です!
滑落にさえ気を付ければ、体力のあるお子さんなら年中・年長くらいから歩けると思います。
山の中を10分ちょっと歩いていくと、つり橋に到着。
山の中のつり橋って、なぜかワクワクしますね~
しっかりした橋ですが、歩くとやっぱり揺れるのでスリルがあります!
我が家の娘は怖がっておそるおそるわたっていました。
つり橋を楽しんだら、また山道を進んでいきます。
途中、道が広くなったり、ちょっぴり狭くなったり、石や根っこで地面が多少ゴツゴツしていたり、階段があったり…。
そうこうしているうちに、4号路の終わりに到着です。
7才の娘を連れた我が家の場合、浄心門からここまでちょうど50分の道のりでした。
途中で写真を撮ったり立ち止まったり、のんびり登ってこのくらいです
4号路の終わりにはトイレがあり、ちょっと一休みにもぴったり。
1号路に合流して山頂へ
ここからは、舗装された1号路を進んで山頂を目指します。
と言っても、ほんの2~3分で到着!
10時半ごろに山頂に到着しました!
広場の奥には展望台があり、富士山も見えます。
この日はうっすらと富士山が見えていました
山頂にはお店もあります
広場にはおそばやさん・売店・自動販売機もあるので飲み物・食べ物には困りません。
ビールも売っています!
高尾ビジターセンター
広場にはビジターセンターもあり、高尾山の自然について学ぶこともできます。
高尾山の動物や鳥、虫についてわかりやすく紹介されています
ムササビの生態について学んだり、写真にかくれている虫さがしなど、子どもと一緒に楽しくまわれました。
のんびりごはんタイム
高尾山でのお食事は
- 手作りお弁当を持参
- コンビニなどで買ってくる
- 高尾山のお店で食べる
- 携帯バーナーで調理する
などさまざまに楽しんでいる方を見かけます。
ベンチやテーブル、座って休めるちょっとした石積みもありますが、念のためレジャーシートもあると便利です。
我が家はバーナーでお湯を沸かしてカップ麺を作ったり、コンビニで買ったものを食べたりしました。
山頂は冷えるので、アツアツのラーメンは格別です!
山では汁を捨てられないのですが、冷える山頂ではスープまでおいしくいただけちゃいます。
健康には良くなさそうですけどね…。汁が残った場合はキッチンペーパーなどにしみこませて持ち帰りです。
バーナーはカセットボンベが使えるタイプを使っています。
カセットボンベはどこでも手に入るので便利で安上がり。
たたむとお鍋の中に入るくらいコンパクトで、ちょっとしたアウトドアに重宝します。
非常用品としてもおすすめです。
本格的なハイカーさんたちはこんなバーナーで凝った料理を作っている方も見かけます。
山頂を堪能し、おなかも満たされたら、そろそろ下山です。
1号路から下山
帰り道は薬王院に寄りたいので、1号路(参道)を通って帰ります。
急な坂道ですが、きれいに舗装されていて歩くのもらくちん。
10分ほどで薬王院の「御本社」と呼ばれる建物に到着です。
登りの場合は薬王院→山頂は20分くらいかかるようです
高尾山薬王院に到着
坂道を下って、薬王院に到着。天狗の像があちこちにあります。
世界の平和を願ってお線香をあげてきました。
「御本社」から急階段を降りると、大きな御本堂に出ます。
御本堂のまわりは、お土産屋さんがあったり、おみくじやお守りの受付などもあるので、人が多めです。
御祈祷が行われているのか、太鼓やいろいろな楽器の音が聞こえてきます。
横には「オクトパス」という合格祈願コーナーも。
この木製のタコさんを持ち上げて合格を願い、置くと合格(パス)する(置くとパス)のだとか。
受験生さんにおすすめのスポットですね!
こちらの列は、願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)の順番待ち。
願い事を念じながら輪をくぐり、その先の大錫杖(金属の輪のようなもの)を鳴らせば願いが叶うといわれています。
お子さん連れで並んでいる方も多かったです
その向かいには金運の神様のお堂があります。
ざるが置いてあり、お金を清めて持ち帰ることができます。
娘と一緒に熱心に洗ってきました!
境内にはお団子屋さんも出ています。
もちもちのお団子と甘辛みそがおいしかったです!
おみくじコーナーなども多少は並んでいましたが、行列というほどではないくらい。
さらに参道を下って下山します。
20分ほど下ると、元のケーブルカー乗り場に到着です。
小さなお子さんでしたら、ケーブルカー乗り場⇔薬王院くらいでも十分楽しめると思います。
高尾山の名物「天狗焼き」
こちらの行列は、高尾山の新名物「天狗焼き」です。
皮の中には、もちっとした食感の黒豆あんが入っています。
ほかにも、ソフトクリームやタルトなど、おいしそうなものがいっぱい!
おなかの空き具合と相談しながらおやつも楽しめます。
リフトでふもとまで下山
のぼりはケーブルカーで登ったので、帰りはリフトで帰ることに。
往復券を購入しましたが、料金は同じなのでどちらでも使えるそうです。
13時30分ごろに乗りましたが、待っているのは数組で、すぐに乗ることができました。
遠くの街並みを見ながらリフトに揺られるのも気持ちいいものです!
足元はゆらゆら、柱のところを通るとガタガタ揺れるのでなかなかスリルもあります。
約12分で山のふもとに到着。
リフトの駅から少し歩くと最初のケーブルカー乗り場、にぎやかな商店街に戻ってきます。
焚き火をしにタカオネへ
リフトを使って無事に下山した我が家。
もうちょっとだけ高尾を楽しもうと、焚き火のできる施設、タカオネへ行ってきました。
タカオネでは、手ぶらでふらっと行っても焚き火が楽しめちゃうんです。
タカオネの詳しい感想はこちらの記事で紹介しています↓
子連れ高尾山におすすめの服装
高尾山は気軽に登れる山ですが、山頂まで行くなら、歩きやすい靴&動きやすい服装がおすすめ。
靴
スニーカーでも大丈夫ですが、4号路など舗装されていない山道を歩くなら、ハイキングシューズがおすすめ。
山道を快適に歩くために作られているので疲れにくいです。
グリップ力があるので、小石などで滑りにくい
底が頑丈で、木の根やとがった石があっても大丈夫
防水性が高く、ぬかるみでも安心
▼私が使っているハイキングシューズ
▼子どもが使っているキッズ用ハイキングシューズ(サイズは18cmから)
下着類
汗をかくと肌着が濡れて、山頂などで休んだ時に冷えます。
コットン100%よりは化繊やウール素材がおすすめ。
特に子どもは、汗をかきやすく冷えるのも早いため、汗冷えしにくいインナーを選んであげると快適に過ごせると思います。
▼外遊びやスポーツにおすすめのキッズ用インナー
▼汗冷えしにくいウールのタンクトップ
服装
動きやすい服装なら比較的なんでも大丈夫。
ジーンズなどのかたい素材よりはストレッチ性のある伸びる生地のものがおすすめです。
上着は脱ぎ着できるものがラク。
秋~冬は思ったより冷えることもあるので、+1枚の上着があると安心です。
パーカーやフリース、ウィンドブレーカーみたいなものがあると便利!
見失い防止のため、できれば、お子さんには目立つ色の服を着せてあげることをおすすめします。
カバン・小物類
カバンは両手があくリュックがおすすめ。
そのほか、天気や季節によって、帽子やサングラス、手袋、ネックウォーマーなど、体温調節や紫外線対策ができるもの。
あると便利な持ち物
子連れ高尾山で、あると便利な持ち物はこちら。
食べ物・飲み物・おやつ
高尾山には食堂や茶店がいろいろありますが、山で食べる分+予備の食べ物を持っていくことをおすすめします。
何か突然の事態が起こる可能性もゼロではありませんからね……
歩き続けることに疲れてしまう子もいると思うので、ちょこちょこ食べられる行動食もあると便利です。
小分けのお菓子や果物、ドライフルーツ、チーズ、一口サイズのパンなどで元気を補給しながら登りましょう!
レジャーシート
山頂にはベンチなどもありますが、混雑していることが多いです。
レジャーシートがあると、ちょっとした場所に敷いて一休みできます。
子どもの着替え
ぬかるみで転んでしまったり、年齢によってはトイレが間に合わないということもあるかもしれません。
念のため、子どもの着替えは一式持っていると安心です。
救急セット
転んでけがをしたり、冷えて体調が悪くなることも考えられます。
ばんそうこうやガーゼ、腹痛の薬などがあると安心です。
我が家は他に、風邪薬や十徳ナイフ、エマージェンシーシートなども入れています。
幸い、使うことはほとんどないですが、安心材料として持って行っています
小型バーナー&クッカー
小さなバーナー&小鍋があるだけで、山の楽しみが広がります。
お湯を沸かして暖かい飲み物を入れたり、カップ麺を作ったり、レトルト食品を調理したり……。
小型バーナーとカセットボンベを備蓄しておけば、防災用品としても使えます。
子連れで高尾登山(つり橋4号路) まとめ
この記事では、子どもでも楽に歩けてつり橋が楽しい4号路を使った高尾山登山についてご紹介しました。
観光気分で行ける場所とはいえ、山の上は風が冷たかったり、天気が変わりやすかったりもします。
無理せず安全に高尾山を楽しんでみてください!
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