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山梨県の清里高原に、
農薬や肥料は一切使わない
というガーデンがあります。
それが、今回ご紹介する「萌木の村」。
イギリス人のポール・スミザーさんによってデザインされた園内の植栽は、自然の生態系を豊かにするため無肥料・無農薬で管理されているのだそうです。
ポールスミザーさんと言えば、人にも自然にもやさしい庭づくりを目指す園芸家。
私もスミザーさんの本には特に大きな影響を受けました。

ガーデニングを始めたころ、特に影響を受けたのはこの2冊です
今回は、ポール・スミザーさんがデザインされた萌木の村のガーデンを散策してきたようすを、写真たっぷりにお届けしていきたいと思います。
萌木の村は、ガーデンが素晴らしいだけでなくおしゃれなレストランやショップ、メリーゴーランドまであり、誰が訪れても楽しめる場所。
ガーデン好きの方だけでなく、普通の旅行スポットとしてもおすすめです。
萌木の村の行き方

夏でもさわやかな風が吹く清里高原。
きれいな空と、遠くに見える山々…。
そんな場所に萌木の村があります。
新宿から車で約2時間半というアクセスの良さも魅力です。

周辺は別荘地として人気なのも納得です!
基本情報
所在地:山梨県北杜市高根町清里3545
電話:0551-48-3522
ホームページ:https://www.moeginomura.co.jp
電車の場合
JR清里駅より徒歩9分
車の場合
中央自動車道須玉ICから約40分
無料駐車場あり。
夏の萌木の村ガーデンの様子

朝早めに車で到着した我が家。
地図の右側にある駐車場に車を停め、さっそく散策開始です!

車を降りた瞬間の空気のさわやかさ!
おしゃれショップとナチュラルな植栽

駐車場脇の植栽も草花がふわふわと茂って魅力的。
奥の建物は、ペーパーアートのお店や木工クラフトのお店が並んでいます。
入口には大きな木。

よく見ると、葉っぱの合間に緑色の卵のような、松ぼっくりの赤ちゃんがたくさん!
小川の流れるエリア

少し進むと、小川の流れる一画が。
赤、水色、ライムグリーンの色合いが素敵でした。
小川の脇は大きなシダが目を引きます。

シダって、昔は日陰のじめじめしたところにある植物、というイメージであまりいい印象はありませんでしたが、改めてみるとなかなかカッコイイ植物だなと思います。

イメージが変わったのは、イギリスの園芸テレビ番組で使われているのを見てからかも!
小川の横は、緑の気持ちい小道になっています。

真夏でも朝夕は肌寒いので、長袖があると安心です。
アナベルの咲くおしゃれカフェ

進んでいくと、山小屋風のおしゃれなカフェ。
建物のまわりには、アナベルがきれいに咲いていました。
店内では、自家製&無添加のランチやケーキをいただけるそうです。


開店前で食べられず…いつかおじゃましたい!
イベント開催もある中央の広場

少し進むと萌木の村のほぼ中央にある広場に到着!

雑貨の祭典「カントリーフェスタ」や花苗の集まる「ガーデンフェア」など、イベントも色々開かれているそうです。
夏には野外バレエも開催されています。

この時は、野外バレエの舞台を片付けているところでした
広場でクワガタちゃんを見つけました。

広場のベンチはグリーンに囲まれて、からっとした風が吹き、ものすごく気持ちいいです。

広場の前には、まるで外国に来たかのようなかわいらしいショップが並んでいます。

木組みの建物も、赤い花も、水色の扉も、すべてがかわいい!
赤い花はエキナセアの「オレンジスパイダー」という花に似ているなと思ったのですが違うかな…
こちらも水色の車がステキ!

白中心のナチュラルな雰囲気がおしゃれです。
大株のギボウシも印象的。

朝日の中を散策していると、小鳥の声も聞こえてきます。
街灯の上にはかわいい小鳥も発見!


まるで作り物のようですが、本物の鳥です!

木の影が美しいこちらの建物は、マップで見るとおそらくバレエスクール。
丘に広がるナチュラルガーデン

今度は広場から階段を上って丘の上を散策します。
こちらは自然の林の中を歩いているような雰囲気です。

朝日に照らされたキキョウがものすごくきれいでした。
こちらはマツムシソウ。

先ほどのショップの前の植栽とはうってかわって、まるでハイキングに来たかのような景色を楽しめます。

シダやギボウシなどの葉が印象的な小道です。
まるで森の中のような場所は、森林浴にぴったり。

おしゃれなベンチで一休みすることもできます。

メリーゴーランドの馬も!まるでメルヘンの世界ですね。

あちこちのギボウシからはかわいらしい花がいっぱいに咲いていました。

こちらはホトトギスかな?

見れば見るほど不思議な形です。
ホトトギスの花はちょっと苦手だったのですが、こうやって緑の中で見てみるとなかなかきれいだなと思いました。
このエリアは高い木が多く木漏れ日が美しい場所。
日陰のお庭や雑木のお庭が好きな方にはたまらない場所だと思います。
林の中のメリーゴーランド

萌木の村と言えばこれ!
木々の間にあるメリーゴーランドです。
馬たちもクラシカルでアンティークな雰囲気がとても絵になる!

ミュージックビデオや雑誌の撮影などにも使われているみたいです
もちろん、アトラクションとして実際に乗って楽しむこともできます。
メリーゴーランドのお隣はカフェがあるのですが、カフェの前はこんな素敵な植栽になっています。

白を中心に、お花いっぱいのロマンティックなガーデンです。
メリーゴーランド横のカフェではハンバーガーなどのランチや飲み物がいただけます。


食事をテイクアウトして、外のベンチで楽しむのもいいですね!
清里の有名店「ROCK」とグラバルガーデン

メリーゴーランドから林の中を抜けていくと、清里の有名レストラン「ROCK(ロック)」の前に到着。
ROCK(ロック)はカレーと地ビールが看板メニューだそうです。

レストランに併設してビールの醸造所があるのだとか!
「清里と言えばROCK」というくらい有名なようで、ふるさと納税の返礼品にもなっています。
ROCKのお店正面も、また植栽がステキです。

地面には砂利がしいてあり、ドライな雰囲気。

砂利の庭のことをグラバルガーデンと言うそうです
この時はキキョウやグラス類が輝いていました。

草花のふわ~っとした感じは、メドウガーデンのような雰囲気もありますね。
レストラン前の広場は、お花いっぱいのトラクターやトラクター色の馬など遊び心いっぱいのデコレーション。

バイクもお花いっぱいでかわいい!

草原のようなナチュラルな庭

ROCKの脇の道には、大きなアザミの花がドドンと咲いていました。
ポールスミザーさんの本に載っている「フジアザミ」という花に似ている気がしますが、どうなのでしょう?
この時期、八ヶ岳周辺でよく見かけるオミナエシもたくさん咲いています。
その先には、草原のようなエリア。

まるで印象派の絵画のような雰囲気にうっとりです。

とってもナチュラルに見えて、しっかり計算されて作られているんだろうなあ…
近くの建物のまわりも美しい植物で彩られています。

のびのびと広がるエキナセアが目を引きます。
草木に囲まれておかれているトラクターも、絵になりますね。

ここから少し進むと中央の広場に戻ります。
萌木の村をのんびり1周するだけなら20~30分くらいですが、ベンチでゆったりしたり、点在するカフェやショップを楽しんだり、レストランでランチしたり、とじっくり楽しむなら半日くらい予定しておいても良いかもしれませんね。
萌木の村にはホテルもありますので、ゆったり宿泊して早朝のガーデンを散策するのもおすすめです。

「萌木の村」のナチュラルガーデンへ行ってみたまとめ
この記事では、ガーデンデザイナー、ポール・スミザーさんがデザインされた萌木の村のナチュラルガーデンを訪れた感想をまとめてご紹介しました。
植える場所をしっかり見定め、その場所にあった植物を植えることでしっかり育つ。
そうすれば、農薬や肥料に頼る必要もなく、人も植物も虫たちも豊かになれる。
そんなスミザーさんの温かい気持ちが伝わるような、ほっと癒されるガーデンでした。
2021年に発売されたポール・スミザーさんの本では、10年目を迎えた萌木の村のガーデンについて詳しく解説されているそうです。

行く前に読んでおきたかった…!
ポール・スミザーさんデザインの庭は軽井沢にもあるそうなので、ぜひ訪れてみたいと思います。


