うさこ
きのこ
バラって、繊細で病害虫に弱く、お手入れが大変なイメージがありますよね。
定期的に薬剤で消毒しないと、病気で葉がどんどん落ち、ついには枯れてしまう…なんてよく書いてあります。
ところが、最近は、環境配慮の流れもあって、病気に強く生命力あふれるバラが次々と発表されているそうなんです!

フランスでは、公共スペースでの合成農薬はすでに禁止、これから個人の庭や家庭菜園でも合成農薬が禁止となるそうです。
これまでの常識をくつがえすような、美しくて強いバラが出てきているのなら、やっぱり自宅でもバラを楽しんでみたい!
ということで、この記事では、初心者でも育てやすそうな、病気に強くパワーのあるバラの品種を調べてみました。

自宅でバラの姿と香りを楽しめたら、やっぱりうれしいよね~
手間をかけず、薬剤を使わないガーデニングを目指す私が育ててみたいバラを集めました。
うさこ
という方のご参考にもなればとうれしいです!
無農薬で育てられそうな、特に病気に強いバラの品種

病気に特に強く、初心者でも比較的扱いやすいといわれるバラを集めてみました。
庭やベランダでバラの香りや姿を楽しめるなんて、うっとりしますね!
「 」の前はメーカー・ブランド名、「 」の中が品種名です。
コルデスの「ラリッサ バルコニア」

- 四季咲き
- 微香
- 樹高90~120cm
コルデスの「バルコニア」シリーズは日本向けにコンパクトな品種がそろっているそうです。
大きくなりすぎず病気にも強いとなると、マンションのベランダなどでも育てやすいですね!
たくさん重なり合った花弁がゴージャスな雰囲気。

せっかくバラを育てるなら微香だとちょっとさみしいな~という気もしますが、集合住宅でもご近所の目を気にせずにすむのでいいかも?
コルデスの「グレーテル」

- 四季咲き
- 微香
- 樹高0.7m
外側のサーモンピンクと内側のあわいピンクの色合いが素敵なバラです。
花弁は少なめで、しべが見える花形はナチュラルな雰囲気のお庭に合いそう。
ゴージャスすぎるバラはちょっと苦手…という方にも取り入れやすいですね。

花が次々咲くそうなので、ナチュラルな雰囲気を持ちながらも華やかにお庭を演出してくれそうです!
デビッド オースチンの「オリビア・ローズ・オースチン」

- 良く返り咲く
- 樹高は中型
- 香り軽め
オリビア・ローズ・オースチンはイングリッシュローズの中で特に病気に強い品種だそうです。
くしゅくしゅとたっぷり重なった花弁にロマンティックなピンクが素敵。
青紫系や白、ピンクのグラデーションを組み合わせれば、パステル調のやさしいガーデンが出来上がりそうです。

ガーデン雑誌に出てくるようなやさしいお庭が作れそう!
デルバールの「ビエ・ドゥー」

- 四季咲き
- 中香
- 樹高1.5m
「ビエ・ドゥー」は恋文という意味だそうです。
カップ咲の丸い形に、花弁が多すぎず軽やかな雰囲気が魅力的です。
ピンク一色に見えて、白で薄く絞りのようにストライプ模様が入っています。

ちょっとフリルっぽく見える花弁がおしゃれ!
コルデスの「カインダ ブルー」

- 四季咲き
- 微香
- 樹高1.2~1.5m
青紫の色味がシックで大人な雰囲気のバラです。
お花は大きめで、たくさんの花弁が詰まって豪華な雰囲気。
組み合わせるお花や雑貨、鉢などの雰囲気で、クールにもロマンティックにも使えそうです。

山下公園の「未来のバラ園」で見て以来気になっています…

こちらの写真は、未来のバラ園で春に撮ったもの。
左側に写っているのがカインダブルーです。
▼「未来のバラ園」の風景は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

コルデスの「ノヴァーリス」

- 四季咲き
- 微香~中香
- 樹高1.2m
青系のバラの中では一番病気に強い、と定評があるのがノヴァーリスです。
写真で見ると、上で紹介したカインダブルーより少し明るめの青紫色に見えます。
花弁は少しとがっていて特徴的な形。

ノヴァーリスは横浜の港の見える丘公園にも植えられていたのですが、ナチュラルなグラス類や小花との組み合わせが素敵でした!

↑この写真の真ん中あたりに見えるのがノヴァーリス。
▼港の見える丘公園のバラ園の様子はこちらの記事で紹介しています。

メイアンの「フロキシーベビー」

- 四季咲き
- 微香
- 樹高0.7m
まるで野バラのような、小輪一重咲きのかわいらしいバラです。
花の後にできるローズヒップも楽しめるそう。
ローズヒップができるバラは大型のものが多いのですが、フロキシーベビーは樹高もコンパクトなので、初心者でも扱いやすそうです。
しかも、実ができながらもしっかり成長し、お花も次々咲かせてくれるのだとか。
ナチュラルな雰囲気のお庭には特に合いそうですね!

蕾→花→実と3段階で楽しめるのは魅力的!コンパクトなのも狭い庭にはうれしい!
コルデスの「メルヘンツァウバー」

- 四季咲き
- 中香
- 樹高1.2m
とにかく手間をかけずに美しい花を楽しめる!と各方面で話題なのがメルヘンツァウバーです。
実がつきにくく、咲きがら摘みをしなくてもどんどん咲く!と評判。
花弁がぎゅっとつまった形に、少し黄みのかかったピンクがやわらかな印象です。

良いところだらけで、人気が高いのも納得!
ロサオリエンティス プログレッシオの「シャリマー」

- 四季咲き
- 中香
- 樹高1.5m
外から中心に向かって濃くなるピンクが素敵なシャリマー。
少しとがった花弁も特徴的です。
品種名は「愛のすみか」を意味するサンスクリット語が由来だそう。
病気に強く、樹勢も強く、香りもあり、と華やかに庭を彩ってくれそうです。

ロマンティックでやさしいイメージと真逆の、パワーあふれるバラ!

その後、我が家もシャリマーをお迎えしました!
環境にもよるのかもしれませんが、思っていたより淡いピンクのグラデーションで、とってもかわいいです。

しっかり香るけれどフレッシュな香りで、かなり好み!
同時に購入したトロイメライと比べると虫も来にくいようです。
デルバールの「ラ ローズ ドゥ モリナール」

- 四季咲き
- 強香
- 樹高1.5m×幅1.2m
「ラ ローズ ドゥ モリナール」は、香りのよさが特徴のバラです。
品種名は南仏の老舗香水メーカー「モリナール」にちなんでつけられたというだけありますね!
耐病性も特に高く、鮮やかなピンクの花も魅力的です。

フローラル・フルーティの甘い香りが強く香るんだそうです!香りだけでいやされそう!
ロサオリエンティス プログレッシオの「トロイメライ」

- 四季咲き
- 強香
- 樹高1.5cm
ピンクとアプリコットのグラデーションが美しいバラ。
ぎゅぎゅっとつまった花弁も素敵です。
花の美しさ、香り、耐病性の3つがそろった「夢見心地」になれるバラということで「夢、夢見心地」を意味する「トロイメライ」と名付けられたそうです。

グラデーションが美しくて、いくら見ていても飽きなそう!

シャリマーと同時に購入しました!
甘い香りとたくさんの花弁、カップ型のコロンとした形と、ロマンチックな雰囲気のバラです。

オレンジ系~ピンクのグラデーションもステキで、お庭の雰囲気が一変しました。
甘~い香りのせいか、シャリマーより虫が来やすい気がしますが、
見つけたときに手で取るくらいで、今のところ問題なく育ってくれています。
デルバールの「ヴィウー・ローズ」

- 四季咲き
- 強香
- 樹高1m
ヴィウー・ローズはシックな赤が魅力。
大人な雰囲気たっぷりで、落ち着いた感じの庭が作れそうです。
コンパクトな樹形でトゲも少なく、鉢植えにも向いています。
ブロンズカラーの新葉はカラーリーフとしても魅力的です。

落ち着いた大人の庭に合わせたい!トゲが少なめなのは初心者にもうれしい!
デルバールの「シャンテ・ロゼ・ミサト」

- 四季咲き
- 強香
- 樹高1.5m
品種名「バラの歌 ミサト」の意味で、歌手の渡辺美里さんに捧げられたバラだそうです。
丸くコロンとした形も、ピンクのグラデーションも美しい!
スパイシーな香りは、デルバールのホームページでは「アニス、バジル、ウイキョウ、ラベンダー」の香りと表現されています。

SNSなどを見ていると、「特徴的な香り」「独特の香り」という方も多いので、好みがわかれる香りかもしれません
特に病気に強いバラまとめ&虫対策のこと
この記事では、私がこれから育ててみたい、病気に強く、美しく、生命力あふれるバラの品種をご紹介しました。
紹介したバラは、
の13種類です。

どのバラも素敵すぎて、1本買ったらどんどん買ってしまいそう…
スペースや管理の問題もあるので、じっくり考えて決めていきたいと思います。
苗木のお値段もそれなりにしますしね…
なお、いくら病気に強いバラと言えども、カミキリムシやコガネムシの幼虫にやられると、致命傷になりかねません。
あわせて虫対策のグッズも手に入れたいと思っています。

虫に枯らされたら悲しいから、できるだけ薬剤以外で防除したいですよね
▼幹を樹脂でコーティングして、カミキリムシの産卵を防ぐそう
▼土部分をおおってコガネムシの産卵を防止します
コガネムシ対策には、バークチップでのマルチングも良いそうです。
また新しい情報があれば追加で紹介していきたいと思います。

バラ…どれも気になって迷うなあ…
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