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我が家で使っている、柳宗理の鉄のフライパン。毎日のように使っているのですが、気付いたら買ってから7年もたっていました!
どうりで、随分年季の入った見た目になっているわけです・・・。
買う前は、
やっぱり焦げ付くかなあ・・・
お手入れ大変かなあ・・・
私に使いこなせるのかなあ・・・
と心配しながらの購入だったのを覚えています。
しかし、実際に使ってみると、テフロン等のコーティング系のフライパンよりよっぽど扱いは楽ちん!しかも料理がおいしくできることがわかりました。
この記事では、7年使いこんだ柳宗理のフライパンの姿をご紹介していきます。
ですが、素材は現行品と同じブルーテンパ材、フタや取っ手なども同じなので、参考にしていただけるかと思います。
フライパン以外の柳宗理のキッチングッズについては、こちらの記事に詳しくまとめています。
柳宗理のフライパンを買ってよかったこと
見た目がいい!7年使っても飽きない
さすがは日本を代表する工業デザイナー、柳宗理さんです。普通のようでちょっと違う。ただのフライパンなのに、不思議な曲線がおしゃれ感を出しています。
7年使っても、全然飽きません!
デザインだけでなく、あの形ゆえの使いやすさ。
持ち手も、ただの棒ではなくてゆるやかな曲線がきれい。
そして持ちやすいです。
細かいところまでしっかり考え抜かれている道具を使うと、なんだか自分もレベルアップしたような気持ちにさせてくれます。
左右のでっぱりで料理がよそいやすい
この独特の形が、料理をお皿によそいやすくしてくれます。
左右がすぼまっているので、こぼさずにうまく入れられるんです。
そして、フチが外側に反っているので、フライパンに残ったソースも垂れずにうまく移せます。
普通のフライパンだとフチが内側に向いているので、水っぽいものはフチをつたって垂れてしまって、お皿に移しにくい・・・。
柳宗理のフライパンは、そういうことがまったくありません。
さらに、この注ぎ口(?)は左右についているので、右利きでも左利きでもOK。この形、見た目のためだけじゃないんです。
私は、すっかりこのフォルムに慣れてしまったので、他のフライパンを使うと使いにくく感じるかもなあと思います。
専用フタとセットでさらに便利!
フタをずらして閉じれば、左右の隙間から蒸気が逃げてくれます。
鶏肉を焼いたりするとき、フタは閉じずにカリッとさせたいんだけれど、油はねがすごい・・・ってことがありませんか?
そういう時に、しばらくフタをずらしてのせたりします。
それから、軽く水をきりたいときなんかも。
フタを少しだけずらして隙間をあければできるので便利です。
野菜をさっとゆでて水切りするのもラク。
お弁当の時にも重宝しています。
おいしそうな焼き目も簡単
こちらは餃子。油は多め、水は少なめにすると、くっつかずに焼けます。
初めてこのフライパンを使ったときに感動したのが、この焼き目です。
お店の焼き目ってこうやって作るのか!と驚きました。
豚バラ肉も良い感じ。ちょっと弱めの火でじっくり焼くと、カリカリになっておいしいです!
にんにくで香りづけし、おいしいお塩をパラパラするだけでおつまみ・おかずの一品に。
娘はお肉が苦手なのですが、このカリカリお肉は大好物です。
余ってしまったご飯は、フライパンでこんがり焼いて焼きおにぎりにすると、家族もパクパク食べてくれます。
固めにぎゅぎゅっと握ったおにぎりを鉄フライパンでこんがり焼いて、最後にお砂糖を少し足したお醤油をたらして完成。
まわりがカリッとなって、おこげのようでおいしい!残りご飯が大変身してくれます。
余熱すれば焦げ付きもなし
土日の朝は、子どものリクエストもあり、ホットケーキを焼くことが多いのですが、そのときも柳宗理のフライパンを使っています。(これ以外持っていないので・・・)
鉄のフライパンといえば焦げ付きを心配される方が多いと思いますが、ホットケーキも、お好み焼きも、ギョウザも、焦げ付きはありません。
焦げ付きなしで使うコツ
ただ、使い続けてみて思ったのは、フライパンを使う前には十分な余熱をすることがポイントということ!
きのこ
ベタベタとくっつきやすいチャーハンも、フライパンをしっかり予熱すれば心配いりません。
使う前にしっかり余熱が必要
私は、焦げ付き防止のため、使う前には軽く煙が出るまで余熱してから油をひいています。
鉄は、よく熱することで油のなじみがよくなり、焦げ付きがなくなるそうです。
油の量は、そんなに多くなくても大丈夫。私は普段、小さじ1くらいしか入れていませんが、焦げ付きはありません。
きのこ
脂の多いお肉は、フライパンをしっかり熱したら、油をひかないで焼いてしまうときもあります。
本当は、油を引いた方が、より高温になるのでカリッとでき、むしろ脂が落ちるらしいのですが…。にじみ出た脂でカリカリに焼けてるからいいか、なんてズボラしてしまっています。
お肉がカリッと焼けたら塩コショウするだけでとってもおいしい!
お塩はこちらがおすすめ!一度使ったらもうほかのお塩に戻れなくなりました。
料理によっては余熱してから一度冷ます
ホットケーキを作るときは、フライパンがアツアツの状態だと表面だけすぐ焦げてしまいます。
そんなときは、余熱して油をなじませた後、一度フライパンを火からおろし、ぬれぶきんの上に一瞬置いて冷ましたりしています。
こう書くと手間に感じるかもしれませんが、油がなじんだら「じゅっ」と台ふきに乗せるだけなので、本当に一瞬の作業です。
柳宗理フライパンの使いにくいところ
全体的にとっても満足していて、買い替えはまったく考えていません!
ただ、もう少し鉄板が厚いフライパンを一つ買い増ししたいな、とは思っています。
というのも、このフライパン、鉄板が割と薄めなので、焼けムラがちょっとあり、火が直接当たっているところだけ焦げやすいのです。
ホットケーキや餃子などは、フライパンの位置を少し動かしたりしながら焼いています。
動かしてもこんな感じで、丸く焼き目が付きますが・・・。
我が家のガスコンロの火力の問題なのかもしれませんが、直接炎が当たっているところは特に影響を受けやすいです。
7年使って壊れたところ
既に写真でお気づきかもしれませんが、壊れたところが2か所あります。
使用に支障はないのでそのまま使い続けていますが、そろそろ修理しようかなあ。
フタのつまみが割れた
フタのつまみのところが気付いたら割れていました。ここに水がたまるので、取り替えた方がいいんだろうなあ・・・と思いながらそのまま使っています。
フライパンの持ち手が欠けた
取っ手の裏側には、火があたってしまったのかな?と思う変形と欠けが。
こちらは、使うときに特に問題ないので、あんまり気にしていません。
修理・部品交換もできます
柳宗理シリーズの製品サポートサイトで、フタのつまみもフライパンの持ち手も交換部品の用意があります。
フタツマミセットは450円+税、鉄フライパン用ハンドルセット(持ち手のところ)は800円+税と、価格もそれほど高いものではありません。(2020年5月現在)
柳宗理製品の取り扱い店舗(主に百貨店、東急ハンズやロフトなどの雑貨店)で取り寄せてもらえるそうです。
鉄製のフライパンに変えてよかったこと
丈夫で長持ち
鉄フライパンの最大のメリットは、やはり丈夫で長く使えるところ!
フッ素加工などのフライパンと違って、加工のはがれをを気にしながら使わなくていい!
フッ素加工は消耗品なので、案外すぐにだめになってしまいます。
でも、まだ使えるかな?と思うと、買い替え時期が難しい…
あんまりポイポイ買い替えるのももったいない気がしてしまいますし、かといって、コーティングがはがれかけてきたものを使い続けるのは、体に悪いんじゃないかと気になります。
でも、鉄のフライパンに変えてからは、そんなモヤモヤからも解放されて、すっきり。
フッ素加工の時は、
- 強火にしすぎないように
- ガリガリこすらないように
- 空だきしないように
と何かと気を使っていましたが、鉄フライパンは、そんな気遣いも無用。
鉄のフライパンなら
- 強火OK
- 金属タワシOK
- 金属へらでガリガリしてもOK
と、細かいことを気にせず使えます。
ハードに使っても問題なく、長持ちするので頼もしい存在です。
手入れも簡単
鉄のフライパンは、「使ったらすぐに洗って乾かし、油を塗る、洗剤は厳禁!」なんて言われていますが、あまり気を使わなくても何とかなっています。
我が家の場合は、食後に食器洗いの時に、亀の子たわしでごしごしこすって洗い、火にかけて水分を飛ばすのみです。
乾かさずにそのままにすると、水滴の跡がサビっぽい色になりますが、すぐにもう一度たわしでこすって乾かせば元通り。
洗剤洗いはしない方がいいといわれていますが、ウィンナーを焼いたりすると脂の臭いが残ります。
私は、気になるときは洗剤もちょっとだけ使っていますが、それでも焦げ付きはないです。
柳宗理の鉄フライパンを使った感想 まとめ
私は特別お料理上手でもなく、適当な性格ですが、毎日使っていて困ったことはありません!
こんな方におすすめ!
- フッ素加工のフライパンがすぐダメになってしまい、買い替えが面倒な人
- フッ素加工のコーティングはがれが健康面で気になる人
- 強火調理で炒め物をおいしく仕上げたい人
- 料理においしそうな焼き目をつけたい人
- おしゃれで長く使えるフライパンがほしい人
健康面でも、エコの面でもメリットいっぱいの鉄フライパン、本当におすすめです。
フッ素加工がはがれて体内に入っても影響はないとの話もあります。私は、やはり気になってしまいますが…
購入を考えている方、柳宗理に限らずとも、鉄のフライパンはぜひおすすめしたいです。
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