毎日、朝起きたらまず鉄瓶でお湯を沸かすのが日課です。
我が家の鉄瓶は6年くらい前に買ったもの。もうすぐ7年目に突入です。
鉄瓶で沸かしたお湯はまろやかになるとか、鉄分が取れるとか、色々なメリットがあります。私が一番感じているメリットは、見た目がかっこよくて、丈夫で壊れにくいところ!
使いこむごとに貫禄も増してきて、内側には湯垢もだんだんとついてきて、ますます愛着がわいてきました。
今回の記事では、我が家で6年使っている鉄瓶の姿と、我が家の使い方をご紹介していきます。
岩鋳(いわちゅう)の鉄瓶を使っています
6年くらい前に、ちゃんと使いこなせるかドキドキしながら手に入れました。
私が使っているのは、南部鉄器で有名な岩鋳(いわちゅう)さんの鉄瓶。「7型アラレ」という種類です。
鉄瓶でお湯がまろやかになる!
この鉄瓶を手に入れるまでは、柳宗理の片手鍋でお湯を沸かしていました。
柳宗理のお鍋についてはこちら→柳宗理の片手鍋を11年使ってみた口コミレビュー
私は、当時から朝起きたらコップ1杯の白湯を飲むのを習慣にしているのですが、ステンレスで沸かしたお湯って、なんとなく味気ない・・・。
でも、あるとき、「鉄瓶で沸かしたお湯は、まろやかでおいしくなる」と聞き、どうしても試してみたくなってしまいました。
見た目も渋くてかっこいいし、壊れにくくて何十年も使えるなんてすばらしい!しかも、鉄分も取れるらしいし!と購入を決意。
手に入れた鉄瓶でお湯を沸かしてみると、お湯が、なんというか、とろっとした感じになるのです。
まろやかという言葉がぴったり。これはぜひ、白湯習慣のある方には試していただきたい味です。
鉄瓶で沸かしたお湯は、緑茶の苦みを抑え、まろやかな味にしてくれるそうですが、確かに甘みのあるお茶になる気がします。
きのこ
6年使った鉄瓶の姿
というわけで、手に入れた岩鋳の鉄瓶。毎日欠かさず使っています。
我が家にやってきたときは、真っ黒のピカピカの鉄瓶でしたが・・・6年後の姿をご紹介したいと思います。
こんなに渋い見た目になりました。
普段、上からしか見ていないので、今回写真を撮るためにじっくり見てみたら、随分さびてきていることに気づきました。
注ぎ口からお湯を注ぐとき、最後の1滴がいつもつつーっとつたってしまうのですが、その1滴がこんな姿にするのですね。
鉄瓶が熱いので、つたった水滴もあっという間に乾くのですが、こんなに変色するとはびっくりです。
フタはこんな感じです。結構さびてますね。
いつも、お湯を沸かしたら、鉄瓶をカラにしてフタも開けて乾かしているのですが、それでもこんなに味わいが。
裏側です。普段は金属製の鍋敷きの上にのせて保管しているので、特にさびは気にしていません。
6年で湯垢はどのくらい?
内側は、ここ数年まったく気にしていなかったのですが、気付けば全体的に薄く白い湯垢がついていました。
いつも満水近くまでお湯を沸かしているので、線がついていますね。
底は、ボコボコしたさびと、点々とついてきた湯垢が。
始めのころは、湯垢の状態が気になってたまりませんでしたが、最近はあまりじっくりみておらず、思ったより育っていてうれしいです。
鉄瓶の内側のさびは?
岩鋳さんのホームページによると、鉄さびは体に害はないそうです。
また、内側が赤くなっていても、水に色がついたり、においがついたりしなければ特に問題はないそう。
今回、写真を撮っていたら案外さびが多かったので、念のため、お湯の色を確認してみました。
毎朝、鉄瓶で沸かした白湯をおいしく飲んでいましたが、いつも使っているカップは白ではないので、お湯の色がついていないか心配になってきたのです・・・。
大丈夫でした。お湯は無色透明。さびが浮いている、ということもありません。
飲んでみると、やっぱりとろっと優しい味。よかった!
鉄瓶は、お湯が沸く時のコポコポ言う静かな音もお気に入りです。
こちらの動画で紹介しています↓
我が家の鉄瓶の使い方
鉄瓶は、お茶を煮出したりにも使えるようですが、我が家ではお湯を沸かす以外には使っていません。
お湯は大体満水くらい沸かしています。お湯が沸いたら、すぐに飲む分はコップに注ぎ、余った分は保温ポットに入れています。
ポットは、サーモスのステンレスポットを使っていますが、アツアツの状態がしっかり続くので重宝しています。
鉄瓶のお手入れ
鉄瓶の中のお湯をポットにすべて移したら、フタを開けてそのまま放置し、余熱で乾かしています。
フタを開けると、あっという間に乾いていきます。水の膜がしゅわーっとなくなっていくのが見えるほど!
画像では板の上ですが、実際は、鉄瓶はガスコンロの上、フタはコンロの近くに置いています。冷めたらフタを閉めて、鍋敷きの上へ。
外側は、最初のころは、固く絞ったふきんで外側をふくとか、緑茶をしみこませたふきんでたまにふく、ということをやっていたのですが、外側はそんなに気にしなくても大丈夫と聞いていたので、いつの間にやら全くしなくなってしまいました・・・。
今回、外側のお手入れを思い出したので、たまにはやってあげようと思います。
気を付けていること
お湯を沸かしたら、熱いうちに中身はすべて移し、水気を残さないようにしています。
あとは、内側は触らないこと。そして、急冷しないこと。
この3つくらいです。
購入する前は、ちゃんと使いこなせるか心配していましたが、お湯を沸かしたらサーモスのポットに移す、そのあとはフタを開けておく、くらいで難なく普通に使えています。
鉄瓶のデメリット
鉄瓶を買おうかな、どうしようかな、というときに気になるポイントは
- 重い
- さびる
- お手入れが必要
といったことではないかと思います。
きのこ
実際に使ってみると、
●重さ⇒それほど気になりません。旅館などにある大き目急須(土瓶?)くらいをイメージしておけばよいと思います。
●さび対策⇒たまに使う、使ったら蓋を開けて乾かしておく、の2点を守ればOK!1日~数日に1回くらいはお湯を沸かす機会はありますよね。
●お手入れ⇒外側は、特に気にしなくても大丈夫。内側は、使ったらお湯は使い切り、蓋を開けて乾かすだけ。
と、何の苦労もありませんでした!
見た目もカッコいいし、実用性もバッチリ、我が家ではデメリットというデメリットは感じていません。
6年使った南部鉄器の鉄瓶 まとめ
6年間、ほぼ毎日使って湯垢はこんな程度ですが、硬水を沸かすと早く湯垢がつくそうです。
使い始めは、さびないように早く湯垢をつけた方が良いそうなので、ミネラルウォーターを沸かすのもいいかもしれませんね。
フタを開けて乾かしておけば、お手入れもほとんど不要、丈夫で長く使えます。
お湯もまろっとおいしくなるので、本当におすすめです。
今回、鉄瓶について色々なサイトを見たりしていたのですが、なんと60年使っても、まだまだ使えるそうですよ!
まさに一生物、それどころ孫の代まで使えそうです。
引き続き、大切に(といってもお手入れはあまりないですが、)使っていきたいと思います。
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